
「ママ、今日のお弁当、汁が漏れてた…」
お子さんにそう言われて、 ドキッとした経験はありませんか?
せっかく早起きして作ったお弁当なのに、 お昼にフタを開けたら味が混ざってぐちゃぐちゃ…
カバンの中で汁が漏れて、 教科書やノートが大惨事…
考えるだけで、ため息が出てしまいますよね。
毎朝忙しい中で、 汁気のことまで考えてお弁当を作るのは本当に大変です。
でも、大丈夫。
いくつかの「コツ」さえ知っていれば、 汁漏れの悩みは、驚くほど簡単になくなります。
しかも、前日に準備しておけるので、 朝の時間がぐっと楽になりますよ。
この記事では、
- 汁漏れを防ぐための「5つの鉄則」
- 前日準備OK!最強の「汁なし」おかずレシピ
- もっと楽になる!お役立ちお弁当グッズ
を、ご紹介します。
もう汁漏れに悩まない、 ストレスフリーなお弁当ライフを始めましょう!
なぜ?お弁当の汁漏れが起きる「3つの原因」
対策を立てる前に、 まずは「なぜ汁漏れが起きるのか」を知っておきましょう。
原因は、大きく分けて3つです。
- 原因1:おかず自体の水分 煮物や炒め物など、調理の過程で出る水分です。
- 原因2:食材から出る水分 すき間埋めの定番、ミニトマトや、 冷凍のまま入れたおかずが解凍される時に出る水分も原因になります。
- 原因3:お弁当箱の劣化 パッキンが古くなっていたり、 フタがきちんと閉まっていなかったりすると、 わずかなすき間から汁が漏れてしまいます。
これで解決!汁漏れを防ぐ「5つの鉄則」
原因がわかれば、対策は簡単! 今日から実践できる5つの鉄則です。
鉄則1:水分を「切る」「吸わせる」
煮物などは、キッチンペーパーで軽く汁気を拭き取ってから詰める。 お弁当箱の底に、かつお節やとろろ昆布、ゴマなどを敷いて、 おかずから出た水分を吸わせるのも効果的です。
鉄則2:「片栗粉」で水分を閉じ込める
炒め物や、肉巻きなどの仕上げに、 少量の片栗粉を絡めるだけで、 肉汁やタレがコーティングされて、汁漏れしにくくなります。
鉄則3:おかずカップを賢く使う
汁気のあるおかずは、 シリコンカップなどに入れるのが基本。 他のおかずに味が移るのも防げます。
鉄則4:ミニトマトは「ヘタを取る」
ヘタを取った後のくぼみは、 雑菌が繁殖しやすく、水分が出る原因になります。 ヘタは取って、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってから入れましょう。
鉄則5:汁漏れしにくい「お弁当箱」を選ぶ
最終手段であり、最強の手段です。 パッキンが一体型になっているものや、 ロックがしっかりかかるタイプのお弁当箱は、 汁漏れの心配を格段に減らしてくれます。
【前日準備OK】汁漏れしない!最強おかずレシピ10選
お待たせしました! 前日に作り置きできて、汁漏れの心配がないおかずをご紹介します。
焼き物・炒め物系
- 鶏肉の味噌マヨ漬け焼き (味噌とマヨネーズが肉汁を閉じ込めます)
- 豚肉のアスパラ巻き (焼く前に豚肉に片栗粉を薄くまぶすのがコツ)
- 鮭のハーブ塩焼き (塩麹やハーブソルトでシンプルに焼くだけ)
- ピーマンの肉詰め (タレは絡めず、別添えか、ケチャップを中に入れる)
- 鶏そぼろ (汁気がなくなるまで、しっかり炒りつけましょう)
和え物・副菜系
- ほうれん草のごま和え (ほうれん草は固く絞り、すりごまが水分を吸ってくれます)
- きんぴらごぼう (仕上げに汁気をしっかり飛ばすように炒めるのがポイント)
- 切り干し大根の煮物 (煮汁をしっかり切ってから詰める。かつお節を混ぜるのも◎)
揚げ物・卵料理系
- 鶏むね肉のカレー唐揚げ (下味をしっかり揉み込めば、冷めても美味しい)
- しっかり火を通した卵焼き (半熟はNG。だし巻きより、砂糖を入れた甘い卵焼きの方が傷みにくいです)
忙しい朝の救世主!汁漏れ防止お役立ちグッズ
便利なグッズを使えば、お弁当作りはもっと楽になります。
- 汁漏れしにくいお弁当箱 サーモスやスケーター、サブヒロモリなどのブランドから、 パッキン一体型や4点ロック式のものがたくさん出ています。 食洗機対応のものを選ぶと、後片付けも楽ちんですよ。 (ここにAmazonや楽天へのリンクを貼るイメージです)
- シリコン製のおかずカップ 洗って繰り返し使えるので経済的。 形がしっかりしているので、汁気の多いおかずも安心です。
- お弁当用吸水シート お弁当箱の底に敷くだけで、 おかずから出る余分な水分や油を吸い取ってくれる優れものです。
まとめ
お弁当の汁漏れは、 ちょっとした工夫で必ず防ぐことができます。
- おかずの「水分」を制する者が、汁漏れを制する
- 汁気を「切る」「吸わせる」「閉じ込める」を意識する
- 「前日準備」で、朝の自分を助けてあげる
- 便利な「グッズ」に頼るのも、賢い選択
汁漏れのストレスから解放されて、 「今日のお弁当も美味しかった!」 と言ってもらえる、楽しいお弁当作りを目指しましょう。