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スタックとは?雪道や氷結露から脱出する道具や対処方法は?

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異常な降雪により道路が雪で埋まり、高速道路や国道のような幹線道路でも通行止めや大渋滞が起こることがあります。
そして、テレビなどで降雪により大渋滞を起こしているシーンなどを見ると、スタックによる渋滞という表現をしていることがあります。
ところでこの「スタック」という言葉の意味は何でしょうか?
どうも立往生のことみたいだけど、意味は違うのだろうかとおもいませんか?
そこで今回は、スタックという言葉の意味と、雪道や氷結露から脱出する道具や対処方法についてご紹介します。

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目次

スタックとは?立往生とは違うの?

・スタック・・・自動車のタイヤが大雪やぬかるみなどにはまって、前や後ろのどちらにも進まなくなってしまう現象のことです。
具体的に言えば、雪道でタイヤがスリップすることや、氷結露などで空回りすることで、その場所から動けなくなることです。
・立往生・・・何らかの原因でその場所から身動きのできないことになります。
(スタックと立往生の違い)
・スタック・・・現象または原因のこと。
・立往生・・・それらの原因により、その場所から身動きができなくなること。
スタックは原因で、立往生は結果という違いがあります。
ニュースなどを聞くと「あまりの大雪でスタックしてしまい、立往生している」と放送されることがあります。

雪道や氷結露でスタックするとどうなる?

雪道や氷結露でスタックすると、次のようなことになります。
①大雪や氷結により路面とのグリップ力が低下することで、タイヤがスリップしてしまいます。
②アクセルを踏み込んでも、スリップして空回りを繰り返してしまいます。
③空回りするタイヤの摩擦熱で、接する面の雪や氷が融けて、ますます滑ってしまいます。 
④結果的に、いくらアクセルを踏んでも空回りするだけで、前にも後ろにも進むことができなくなります。
⑤周りに同じような状態の車が増えると、大量の車が立往生して交通マヒになってしまいます。
よく吹雪や大雪により、スタックしているシーンをニュースで報道されます。

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スタックした雪道や氷結露から脱出するには?

スタックした車の状態により、次のような脱出方法があります。
基本的に急発進や、アクセルを強く踏み込むことは、空回りするだけなのでやめてください。
また、急発進すると周りにいる人が危険なので、安全を確認しながら脱出をします。
①深い雪に埋まったとき
・・・新雪の雪道に入ってしまったときや、深い雪道にはいったときなどで、ふかふかの雪に埋もれてしまったときです。ゆっくりと軽くアクセルを踏んで、前後に車を動かします。少しずつタイヤの前後の雪を固めます。そして車をゆっくりと前の方へ進めます。脱出ヘルパーがあれば、タイヤの前に敷いて(左右2枚とも) ゆっくり前へ進ませます。
②スリップしたとき
・・・道路の一部分が氷結しているときは、車の回りに砂(又は細かい砕石)をまく方法があります。ただし、広い範囲ではどうしようのないので、天候が回復して道路の氷結が無くなるまでじっと待ちます。
③道路から外れたとき
・・・道路から外れたときとは、雪道で道路からはみ出たときのことをいいます。道路から外れてしまったときは、自力で脱出することは、ほぼ不可能と考えた方が良いです。
同乗者がいれば負傷がないか確認して、車の回りの安全を確保してから、ロードサービスに
④雪の塊の上に乗り上げたとき
・・・雪の塊に乗りあがった場合は、車体の下部分などに引っかかっている雪の塊などを、スコップなどで取り除きます。雪が硬い場合は道具がないと取り除けないので、冬のシーズンはスコップを積んでおく必要があります。
⑤轍(わだち)にはまったとき
・・・轍は他の車の通ったあとが、深い溝状になっていることを言います。
轍にタイヤが落ちて脱出できないときは、タイヤの回りの段差を削ります。
また、ヘルパーがあればタイヤの両輪の下に置き、ゆっくりと前に進み、轍から脱出します。
その時、ヘルパーが後ろへ飛ぶこともあるので危険です。後ろにはいないように周囲の人に注意してください。

スタックに対処する道具や方法は?

雪道や氷結露を走行するときに準備する道具は?

①タイヤチェーン
・・・ほとんどの雪道はスタッドレスで走行できますが、氷結露などスタッドレスではスリップする場所もあります。スタッドレスで滑るときでも、タイヤチェーンであれば走行できることがあります。簡単に取り付けられる商品が販売されています。
②スノーヘルパー
・・・雪道やぬかるみ、悪路から脱出する道具です。タイヤが空回りするときに、タイヤの前に差し込んで摩擦力を高め、ゆっくり車を動かし脱出します。
③スコップ
・・・コンパクトサイズの剣先スコップがあると、硬い雪のときもタイヤ周りや雪の塊を崩すことができます。スノーヘルパーとセットで持っていると良いです。
④長靴・手袋
・・・雪の降っているときなどに、野外で作業をするときは、長靴と手袋は必需品ですね。
⑤スノーブラシ
・・・フロントガラスや屋根に積もった雪を下すときに使います。窓に張り付いた氷を取り除くときに使用します。
⑥牽引ロープ
・・・自力で脱出できないときに、他の車に牽引してもらうことや、逆に他の車を牽引するときに使用します。
⑦融雪剤・砂
・・・氷結露でスリップしたときに、危険回避するため路面に撒きます。ツルツル路面から取りあえず車を安全なとこに移動させます。
⑧毛布
・・・雪道でのトラブルで車の中にいるときに、防寒着代わりに使用します。
⑨ウォッシャー液
・・・原液に近い濃度であれば、-30℃でも窓ガラスの氷を解かすことができます。
⑩ライト
・・・夜間に野外作業をするときや、雪が降っているときに視界を確保するとき、また他の車の衝突を防ぐために信号代わりに使用します。
⑪ブースターケーブル
・・・万が一バッテリーが上ると車が動かなくなってしまいます。その時、ブースターケーブルで他の車とつなぐことで充電することができ、取り合えずエンジンをかけることができます。

まとめ

雪は降り方によっては、すぐに車の走行に支障をきたします。
冬道を走行するときは天気予報などを確認して、万が一のため除雪する道具などを揃えて行きましょう。

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