代替肉が日本でも流行?メリット・デメリットやおすすめレシピは?

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代替肉

代替肉とは、大豆などの植物性の原料を使っていますが、見た目や食感を肉(動物性:牛、豚、鳥など)そっくりにしている食品のことです。
商品名としては、ソイミート(ソイ=大豆)、フェイクミート、大豆ミートと呼ばれています。
動物性の肉ではないので、ベジタリアン(菜食主義者)やヴィーガン(動物由来の食物や製品を使わない人)の多い欧米では普及が進んでおり、世界的にも注目をあつめています。
日本ではまだ知名度は低いですが、今後急速に代替肉が普及する可能性もあります。
そこで、代替肉についての理解を深めるための情報をご紹介します。

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代替肉を作る目的は?

世界的に見る食肉事情をピックアップすると、次のことが言えます。
①人間が食する肉量・・・2017年の世界の家畜、家禽の畜数は世界人口の10倍以上あり、魚を含めると年間3000億の動物が消費されています。
②畜産業に使用している土地・・・肉食品に関わる畜産に使用している土地は、世界で居住可能な土地の約40%であり、森林破壊や水資源の消費、温室効果ガスの排出の大きな原因となっています。
③2050年にはどうなる?・・・2050年には世界人口が100億人になる可能性が大きく、このままでは食肉消費量が2011年と比較して70%以上、乳は50%以上増えると予想されています。
④食べるための飼育は残酷・・・動物がかわいそうという意見が世界各国で多い。
このような事情により、このまま畜産業が拡大すると地球温暖化などを増加させる主原因になってしまいます。

そのため次のことを目標として、代替肉が開発されました。
①畜産業の拡大を抑制し地球温暖化への影響を抑える。
②動物性の食肉を植物性の食肉に転換し、動物の消費を抑える。
③動物性に代わり植物性のタンパク質摂取に転換を進める。

日本メーカーも代替肉を作っているの?

欧米などを中心として代替肉への転換が進んでいます。

欧米など

  • カナダ・・・約187億円を代替肉に投資することを発表(2018年)。
  • ケンタッキー・フライド・チキン、スターバックスなどが代替肉の採用を開始。
  • 欧州では温室効果ガス削減のため、代替タンパク質の研究に資金提供、植物ベースの職位の、
  • 英国の一部の州やフインランドのヘルシンキでは、公式イベントなど肉・乳製品の提供を禁止する。
  • アルゼンチンでは月曜日の食事を動物性食肉から植物ベースの食事に置き換えるキャンペーンを開始した。

日本では

最近では環境省や農林水産庁により、世界各国と同じように代替肉の必要性が認識されてきましたが、一般消費者にはまだ広く伝わってはいません。
日本での代替肉は大豆が主原料なので、「大豆を使用」「肉不使用」と表示されていますが、スーパーなどの食品売り場で販売されているのは、極々一部なのが実態です。

代替肉を販売している日本メーカーの一部をご紹介します。

  • イオン・・・大豆からつくったハンバーグなど。
  • マルコメ・・・ソイミート大豆のお肉など。
  • 日本ハム・・・大豆ミートハムなど。
  • 大塚食品・・・ゼロミートZEROMEATなど。
  • 伊藤ハム・・・まるでお肉大豆ミートのハンバーグなど。

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代替肉のメリット・デメリットは?

メリット

  • 動物の犠牲がない・・・食料として飼育される家畜などは、いらなくなります。
  • 環境破壊が少なくなる・・・家畜を飼育する土地が減るので、環境破壊も少なくなります。温室効果ガスの削減になります。
  • 菜食主義者も食べることができる・・・ベジタリアンやヴィーガンなども安心して食べることができます。
  • 畜産飼料を転換できる・・・畜産で使用している飼料は大豆やトウモロコシなどを使用するのが多く、畜産に使用する土地と飼料を作る農地が必要です。しかし代替肉になると、畜産の土地が必要でなくなり農地だけで代替肉の原料を生産できます。

デメリット

  • 味に好みがある・・・一般の人が食べると本物の肉とは違うので、美味しいという人もまずいという人もおり、味の好みに個人差があります。今後開発が進めば、美味しい味になると思います。
  • 知名度が低い・・・世界的には知られていますが、日本ではまだ知名度が低いです。そのため、スーパーでたくさん販売しているわけではないので、探すのに手間がかかります。
  • 製品の種類が少ない・・・新しく開発されたものなので、製品の種類や販売量は少ないです。
  • 値段が高い・・・知名度が低く人気があるとは言えないので、大量生産ができないと単価が高くなります。
  • 精肉店が失業・・・動物性食肉が代替肉に代わると、将来的に精肉店が失業する可能性が大きいです。

代替肉のおすすめレシピは?

販売されている代替肉には、既にハンバーグやミートボール、ソーセージなどの形になっている製品もあります。
これらの製品を使い、トッピングに野菜を載せて食べる方法が、最も簡単です。
でも今回は、ミンチタイプの代替肉を使ったハンバーグをおすすめします。

  • 材料(2人前):代替肉ミンチタイプ200g、玉ねぎ1/4、レンコン(生)100g、しいたけ3個、パン粉適量、なたね油適量。
  • 調味料A:パン粉1/2カップ(100cc)、片栗粉大さじ1杯、顆粒ブイヨン小さじ1杯、塩コショウ適量。
  • 調味料B:ケチャップ大さじ2杯、ウスターソース大さじ2杯
    ①玉ねぎ・シイタケをみじん切りにします。
    ②レンコンの皮を剥いてすりおろします。すりおろしはハンバーグのつなぎに使います。
    ③調味料Bを混ぜ合わせます。
    ①~③までは下ごしらえとして準備します。
    ④ボウルなどの容器に代替肉ミンチタイプと、すりおろしたレンコンと、調味料Aを入れます。
    ⑤フライパンになたね油を入れて軽く熱してから、玉ねぎとしいたけを中火で炒めて、代替肉の入ったボウルに入れます。
    ⑥ボウルの中身を良く練ります。その後4等分の小判型に形を整え、パン粉をまぶしてください。
    ⑦フライパンになたね油を入れて軽く熱してから、小判型にしたハンバーグを入れ、蓋をして中火で5分蒸し焼きします。
    ⑧5分経ったら裏返し、さらに5分蒸し焼きします。
    ⑨皿にのせて調味料Bをかけて完成です。

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