Defiとは？始め方はどうする？仮想通貨との関係や利益を生むやり方は？

仮想通貨の世界では2020年頃から、Defiという金融システムが話題になっています。
Defiは、Decentralized Financeの略称で、意味は分散型ファイナンスです。
そのDefiとは何か、特徴や始め方、仮想通貨との関係などのほか、利益を生むやり方について、わかりやすく説明します。

Contents

1. Defiとは？どんなメリット・デメリットがあるの？
- 1.1. メリット
- 1.2. デメリット
2. Defiを使用する前に必要なものは？
3. Defiの始め方は？仮想通貨との関係は？
- 3.1. 始め方
4. Defiと利益を生むやり方は？

Defiとは？どんなメリット・デメリットがあるの？

Defi（デーファイ）とは、イーサリアムブロックチェーンをベースとした金融システムで、分散型金融のことを言います。
一般的な金融サービスは、証券会社や銀行などの金融機関による中央集権的な管理が行われていますが、Defiはブロックチェーン上を基盤とするので、これらの仲介を必要としません。

メリット

手数料が安い･･･銀行などで金融サービスを利用すると内容はともかく、決まった手数料がかかります。ところがDefiは、ブロックチェーンを利用し、当事者同士で直接取引ができるので、銀行などに発生していた手数料などがかかりません。
金融機関などの仲介が不要･･･金融機関の仲介を必要としないので、いつでも取引ができ、取引時間も大幅に減ります。
高い透明性･･･一つの取引データを全員で管理し、確認できる仕組みなので高い透明性を持っています。
地域に左右されない･･･居住している地域に関係なく、インターネットが使用できる環境であれば利用できます。24時間365日利用できます。

デメリット

トラブルは自己責任･･･金融機関が仲介していないので、何かトラブルがあっても自分で解決しなければなりません。
スマートコントラクト・リスクがある･･･Defiは常にハッカーなどの攻撃者に晒されているので、脆弱性が見つかった場合、不正操作されて資産を無くする可能性もあります。

Defiを使用する前に必要なものは？

Defiは資産の移動や取引を、前項によるメリットによりスピーディに手数料も安くできるので、一般の金融サービスよりも利益を生む可能性が大きいと言われています。
Defiを始める前には、主に次のものを揃えます。

海外取引所の口座開設･･･日本の取引所では購入できない仮想通貨を利用することがあるので、海外取引所の口座を解説しておきましょう。
手数料･･･Defiの金融サービスを利用するときは、利用チェーンごとに手数料がかかります。Defiはイーサリアムがメインとなります。
外部ウォレット･･･仮想通貨の送付や受取に使うソフトウェアです。インターネットのお財布のようなものです。

Defiの始め方は？仮想通貨との関係は？

イーサリアムのDefiサービスの中で、代表的なサービス「Compound（コンパウンド）」を例とします。
コンパウンドは、仮想通貨を貸し借りする者を結びつける新しい投資サービスです。

始め方

①メタマスクのウォレットを作成する･･･メタマスクはIOSとアンドロイドのどちらでも利用できるので、使っているOSに合わせてアプリストアからダウンロートしましょう。必要事項を入力して、パスワードなどの重要事項は紙にメモしておきましょう。
②メタマスクに入金する･･･ウォレット作成が完了した後、ウォレット画面からETH（イーサリアムの仮想通貨イーサ）のreceive（受け取り）を押すと入金アドレスが表示されます。
③入金アドレス指定と送金･･･入金アドレスには取引所やウォレットの出金先アドレスに指定して、メタマスクにイーサを送金します。
④メタマスクとコンパウンドを接続･･･コンパウンドの公式サイトにアクセスします。
公式サイト：https://compound.finance/
メイン画面の「App」を選択して、レンディングプラットフォームに移動し、メタマスクを選択接続します。
ユーザーは、コンパウンドにより仮想通貨の貸出、借入によるアプリの利用ができます。
このように、Defiサービスと仮想通貨は密接な関係があります。

Defiと利益を生むやり方は？

レンディング

仮想4通貨の貸し借りによる金利により利益を得るやり方です。

コンパウンド･･･コンパウンドの中では、仮想通貨の貸出人を「Supply　Markets」、仮受人を「Borrow　Markets」としています。仮想通貨を貸し出す場合は「Supply」を行います。貸出す仮想通貨を選択して数量を入力します。レンディングが完了すると、年間利回りに合わせて定期的に金利が入ります。借りる場合は、担保として借入金額の150％の金額を貸し出していないといけないので、注意が必要です。このように借り入れには、踏み倒しのリスクを減らしているので、貸す方は安心です。また、担保の仮想通貨に指定は無いので、安心してください。
ただし、コンパウンドは海外の分散型取引所なので不安がある人は、日本国内のコインチェックなどの取引所で、どのようなものか体験するのも経験の一つです。

流動性マイニング

DEX（分散型取引所）を利用して利益を生む方法があります。

ユニスワップ･･･2021年において最も人気があるDEX（分散型取引所）で、手軽にイーサリアム系のトークンや仮想通貨の購入、販売、交換をすることで流動性を提供して、利益を生むことができます。ウォレットがメタマスクであれば、ユニスワップに接続できます。手数料がかかるのでイーサリアムを数千円分メタマスクへ入金しておきましょう。ただし、必ず利益が出ると保証するものではありませんので、変動損失や手数料がかかるということを理解しておきましょう。