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将棋のルール!駒の並べ方や動かせる範囲、禁じ手は?

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将棋

藤井聡太二冠(2020年8月現在)の大活躍により、将棋を始めようと思った人は、全国にたくさんいるのではないでしょうか?
そのような人が最初にすることは、将棋ルールを覚えることですね。

初心者向け、子供向けに簡単なルールを説明しますので、しっかり覚えて対局してみましょう。

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目次

将棋とは?どんな物を使うの?

将棋とは、将棋盤と駒を使い二人で対局するゲームで、将棋盤の上で交互に自分の駒を動かし、最終的に相手の玉(王)将を取ることで勝敗が決まります。

・将棋盤・・・一般的に縦横9マスに区切られた線が書かれた木製の板、盤を使用します。

・駒・・・独特の五角形の形で、玉・王将(ぎょく・おうしょう)、飛車(ひしゃ)、角行(かくぎょう)、金将(きんしょう)、銀将(ぎんしょう)、桂馬(けいま)、香車(きょうしゃ)、歩兵(ふひょう)の8種類があります。
最初に並べる駒は、玉(王)1枚、飛1枚、角1枚、金2枚、銀2枚、桂2枚、香2枚、歩9枚です。

将棋の駒の動かせる範囲は?

各駒の動ける範囲のルールは、しっかり覚えましょう。

・玉、王・・・全方向に1マス動けます。

・飛・・・縦横に何マスでも動けますが、駒を飛び越えることはできません。
相手の陣地で成駒した場合は龍王(りゅうおう)になり、飛の動き以外に斜め4方向へ1マス動けます。

・角・・・斜めに何マスでも動けますが、駒を飛び越えることはできません。
相手の陣地で成駒した場合は龍馬(りゅうま)になり、角の動き以外に縦横4方向へ1マス動けます。

・金・・・斜め後ろ以外は1マス動けます。

・銀・・横と真後ろ以外は1マス動けます。
成駒した場合は成銀(なりぎん)になり、金と同じ動きができます。

・桂馬・・・前へ2マス、横へ1マスのどちらかへ動けます。
駒を飛び越えることができます。
成駒した場合は成桂(なりけい)になり、金と同じ動きができます。

・香・・・前に何マスでも動けますが、駒を飛び越えることはできません。
成駒した場合は成香(なりきょう)になり、金と同じ動きができます。

・歩・・・前に1マス動けます。
成駒した場合は、と金(ときん)になり、金と同じ動きができます。

将棋ルール、駒の並べ方は?

対局するときに最初にすることは、将棋盤のお互いに決まった位置に駒を各20枚ずつ
並べることです。

手前から3列目までを自分の陣地として、手前から1列目の中央に玉(王)を置き、両側に金、銀、桂、香を置き、手前から2列目の左から2マスの位置に角、右から2マスの位置に飛を置きます。
手前から3列目には9マス全部に歩を置きます。

対局者の実力の差が大きいときには、強者にハンデをつけるため駒の一部を減らして対戦しますが、これを「駒落ち」と言います。
通常は駒を落とさない「平手(ひらて)」で対戦します。

将棋ルール、始め方と進め方は?

対局を始めるときは、「振り駒」によって先手・後手を決めますが、遊びで対局するときはじゃんけんなどで決めることもあります。
始めるときは「よろしくお願いします」とあいさつしましょう。

対局が始まって自分の番が来たら、必ず自分の駒のどれか一つ動かすか、持ち駒を盤上に指さなければなりません。
パスすることや連続して指すと反則になってしまいます。

駒を動かすとき、動かす先に自分の駒があるときは、桂馬以外は飛び越えることができず、1つのマスには1つの駒しか指すことができません。

ただし、動かそうとする先のマスの駒が敵の駒のときは、その駒を取って自分の持ち駒にできます。
相手の駒を取ったときは、自分の駒はそのマスに入ることができます。

お互い相手の玉(王)を取るために、交互に駒を動かしていきます。

公式戦では、対局に時間制限があり、お互いの持ち時間を時計で時間を計りますが、公式でない場合は特に時間の決まりはありません。

将棋ルール、勝敗の決め方は?

対局者のどちらかが次の状態になると、負けとなります。

・詰み・・・王手がかかっても、どこにも逃げ道がない。

・投了・・・もう勝つことができないと判断し、負けを認めた。
自分の王を守る駒がほとんどなく、相手の持ち駒が豊富な場合があります。

・反則・・・禁じ手、ルール違反を指摘された、または判明した。

・時間切れ・・・公式戦などで持ち時間が無くなった。

・相入玉・・・相入玉にお互い合意し、点数計算で24点未満になった。
両者24点以上だと引き分けになります。

将棋ルール、将棋で使う言葉は?

・振り駒・・・先手・後手を決めます。
盤上の歩を5枚取って手の中で混ぜ、軽く盤上に落とします。
表「歩」が多くでたら上座が先手、上座がいないときは振った側が先手となります。

・持ち駒・・・相手から取った駒。
自分の番のときに空いているマスに指すことができます。
ただし反則になるマスには指せません。

・成駒・・・相手の陣地に入ると、金以外の駒は本来の動きと違う動きができるようになります。
成駒は裏返しにして赤い文字を上にします。
成駒は敵陣にいるとき、敵陣から出るときに自由に選択できますが、一度成駒になると元に戻れません。

・王手・・・王を取る1回前の状態です。
何らかの防御か王が逃げないと取られてしまいます。

・入玉・・・相手の陣地に自分の王が入ってしまった状態です。
入玉によって勝敗が見込めないときに点数で勝敗を決めます。
自分の盤上と持ち駒を王(0点)、飛・角(各5点)、金・銀・桂・香・歩(各1点)として合計24点未満は負け、両者24点以上は引き分けになります。

将棋ルール、禁じ手は?

禁じ手は基本的に指した瞬間に反則になります。
主な禁じ手(反則)は次のとおりです。

王手したときに「王手」と発言しないとならないというルールは、存在しません。

でも遊びの将棋で、王手と言って相手に対応策を考えさせるのは個人の気持ちですね。

・二歩・・・成っていない歩を縦の列に2枚以上並べること。

・二手指し・・・二手続けて指すこと。

・指し間違い・・・ルール上動けない場所に駒を動かすこと。

・行き場所の無いマスに駒を置いてはいけません。
置く場合は自動的に成駒にします。

・隠し駒・・・持ち駒を相手から隠すこと。
持ち駒は駒台の上に見えるように置きます。

・打ち歩詰め・・・持ち駒の歩で相手の王を詰むこと。
歩で王手をかけても逃げる場所があり、その後に別の駒で詰むことは問題ありません。

・王手放置・・・王手された場合は逃げなければなりません。
自分の王を相手の駒の利きにさらしてはいけません。

・連続王手の千日手・・・連続王手をするときは、王手している側が指し手を変更しないといけません。

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