ある程度の資産がある場合、現在よりももっと増やしたいと思うのは当然ですよね。
でも貯金しても利子が低いし、手数料も取られるので利益としてはかなり低いと言わざるを得ません。
そのため良い資金運用がないか検討している人が多いと思います。
そのように資金運用にお悩みの方に、インデックスファンドという資産運用がおすすめします。
インデックスファンドとはどういう投資なのか、メリット、デメリットは何か、おすすめのインデックスファンドとは何か、についてわかりやすくご紹介します。
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インデックスファンドとは?ベンチマークとは?
インデックスファンドとは、日経平均株価や東証株価指数のような特定のインデックスと連動するように運用される投資信託のことを言います。
また、それぞれのインデックスファンドが、運用の目安としている指数を、そのファンドのベンチマークと言い、どのベンチマークに連動するようにしているかは、それぞれのファンドごとに違います。
運用するインデックスファンドで、どんなベンチマークを連動させているかは、証券会社などのホームページやファンドの投資信託説明書(目論見書)などを見ると確認できます。
主
なベンチマークには、次のものがあります。
・日経平均株価・・・日経225、日経平均と呼ばれる日本の株式市場の一つです。東証第一部上場銘柄のうち取引が活発な225銘柄を選定して5秒ごとに公表しています。
・東証株価指数・・・TOPIXとも言い、東証第一部上場銘柄を対象として、東京証券取引所が1秒ごとに公表している物価指数です。
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インデックスファンドとアクティブファンド、比較するとどっちが良いの?
アクティブファンドは、インデックスファンドのベンチマークを上回る運用成果を目指し、積極的に投資する投資信託です。
インデックスファンドとアクティブファンドを比較すると
・インデックスファンド・・・インデックスの連動する投資目標・分散投資・信託報酬は安い・運用コストは低い・種類は少ない・リスクは低い。
・アクティブファンド・・・インデックスを上回る投資目標・集中投資・信託報酬は高い・運用コストは高い・種類は多い・インデックスファンドと比較するとリスクは高い。
インデックスファンドは、ファンドマネージャーが分散して投資運用するので、利益は大きく望めませんがリスクは低く抑えることができます。
しかしアクティブファンドでは、ファンドマネージャーが選定した銘柄に集中して投資するので、インデックスファンドよりも利益は大きくなることがあります。ただし、運用コストや手数料、信託報酬が高いので、かなりの利益を出さないとなりません。これらを踏まえると、インデックスファンドの方が安定しているかなとは、個人的には思います。
インデックスファンドは、どんな人におすすめ?
インデックスファンドは、次のような人に向いていると言われています。
・資産運用の初心者で、どんな資産運用方法が良いのかわからない人。
・今すぐに使う必要が無い資金があるが、今後のために運用したい人。
・投資の専門知識が少ない、投資について勉強もしたくない人。
・ほったらかしのままで、資金運用がしたい人。
・運用について、できるだけ手間をかけたくない人。
・なるべくリスクを避けたい人。
・資産運用の時間が取れない人。
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インデックスファンドのメリット、デメリットは?
(メリット)
・買付費用が無料なものが多く、月々の信託報酬費用が安くすむなど、運用コストが安い。
・インデックスファンドは、一つの銘柄や業種、国などに投資を集中させない分散投資をするので、価格変動のリスクを減らすことができます。
・資産運用も一部の企業の動向を気にせず、市場全体の動きを見るだけで良いの楽です。
(デメリット)
・インデックスファンドは投資信託なので、運用次第では元本を割るリスクは避けられません。
・多少のリスクはあっても、大きな利益を得たい人には向きません。
・投資信託なので、リアルタイムに取引することはできません。取引金額はその日の終わりに出る基準価額で決定します。
インデックスファンド、良好なパフォーマンスを選ぶには?
投資信託で資金運用する場合は、ファンドのパフォーマンス(運用実績)が重要です。
今後将来的に良い実績を上げるファンドはどのようなものかは、現実には誰にもわかりません。
そのため過去のパフォーマンスを参考にして、今後の実績を予想することになります。
投資信託のパフォーマンスでは、ランキング形式で提供されることが多く、値上がり率が激しかったものがナンバーワンとして、おすすめセールスになることが多いようです。
しかし、値上がり率が激しいものは、価格が大きく変動する商品ということで、逆に激しく値下がりする可能性もあるということです。
優秀な商品であれば、元々評価が高く下価格も高いので、大きく変動することは少ないと言われています。
良好なパフォーマンスを選ぶには、3年以上前からのパフォーマンスが安定して、大きな変動が無かった商品の方が将来的にリスクが少ないと考えるべきでしょう。
インデックスファンドのJリートやMLPとなに?
・Jリート・・・投資家から集めた資金を元に、商業施設やマンションなどの不動産などを購入して、賃貸収入や売買益を投資家に分配(株式で言えば配当金)します。
Jリートは不動産投資法人という会社のような形態をとっています。
・MLP・・・米国のニューヨーク証券取引所やナスダックなどの金融商品取引所に上場されているMLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)やこれに関連する証券です。MLP市場に連動する投資成果を目指します。
毎月分配型で毎月20日を決算日として分配しますが、分配対象が少額の場合は分配を行わないこともあります。
MLPには一年決算型もあります。
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インデックスファンドのおすすめのファンドを教えて?
インデックスファンドは、価格が上がったとしても、コストが高ければ、投資益は下がってしまいます。信用報酬や実質コストが安い商品を選んだ方が良いですね。
報酬、コスト額は税抜です。
日本株式(TOPIX型)の場合
・信託報酬0.14%、実質コスト0.145%:eMAXIS Slim、ニッセイ
・信託報酬0.14%、実質コスト0.146%:iFree
日本株式(日経平均型)の場合
・信託報酬0.14%、実質コスト0.147%:iFree
・信託報酬0.14%、実質コスト0.148%:ニッセイ
・信託報酬0.14%、実質コスト0.15%:eMAXIS Slim
これらの3社は、他のファンドと比較するとコストが低く抑えているようですね。