懐かしい実家が、誰も住まなくなって空き家になることが多くなってきました。
そのまま放置すると倒壊や不衛生、景観上も悪くなり、火災などが起きたら大変です。
そうなる前に空き家を整理しましょう。
空き家を整理するための清掃・片づけ・費用などについてまとめました。
空き家の整理で最初にすることは?布団の処分方法は?
空き家になっても固定資産税がかかりますので、そのまま放置してはいけません。
空き家対策特別措置法が平成27年に制定されたので、特定空家に認定されたら建物の適正管理が勧告され、従わなかった場合は固定資産税も最大6倍になってしまいます。
空き家の所有者になった場合は、自分が管理する、他の人に貸す、解体するなどが考えられると思います。
いずれの場合でも、家の荷物がそのままの状態で置かれてあるので、最初に荷物の処分、片付け、清掃などから始めます。
片づける荷物の中で処理に困る物に、布団があります。
リメイクするとか自分で使用できる場合は良いですが、今以上布団はいらない、古くて使用できないなどの場合は粗大ごみとして処分するしかありません。
遺品として思い入れがある布団なら、お焚き上げを行う業者に依頼する方法もあります。
空き家の整理、業者はどこまでするの?業者費用の相場は?
親などが亡くなった場合は、家財道具がそのままの状態で残っていることが多いと思います。
整理する時間がない場合、空き家が遠方などで頻繁に行くことができない場合には、空き家整理サービスを行っている専門業者に整理を依頼する方法があります。
整理業者の中には、部屋の片づけ、不用品撤去、庭の樹木の整理や除草、遺品整理、不動産に関わる業務まで行う業者がいます。
信用ある業者を選ぶには、
・空き家整理の疑問に対して、丁寧適切に応えてくれる
・見積り内容が適切か、料金体系がはっきりしている
・空き家整理の実績が豊富、経験豊富なスタッフがいる
・買取を行う業者であれば、古物商許可番号を公表している
・地元か地元に近い業者を選ぶ
・複数の業者から見積りを取り、内容を比較する
などを考慮して依頼するようにしましょう。
業者の空き家整理費用(不用品整理・梱包・搬出・廃棄物の処理・清掃・消臭)の相場
遺品整理など、残す物・処分する物・供養が必要な物に仕分けが必要な場合は、おおよそ
ワンルーム(作業員1名) 30,000円~
1DK (作業員2名) 60,000円~
1LDK・2DK (作業員2~3名) 100,000円~
2LDK・3DK (作業員4~5名) 150,000円~
3LDK・4DK (作業員6~7名) 200,000円~
4LDK・5DK (作業員8名) 250,000円~
実際の廃棄物の処理費用・作業料・運搬量・運搬費・作業条件で大きく違います。
空き家整理や管理に補助金はあるの?
各自治体によって、空き家のリフォームや修繕、解体などに補助金を助成する制度があります。
例として、リフォーム等の費用が100万円以上の工事、解体費用が50万円以上の工事などの場合に、リフォーム定額30万円、解体工事は処分費用の1/2で上限が30万円を補助するなどがあります。
各自治体によって助成の有無や助成の条件・補助金額が違いますので、詳細については、空き家の所在地の自治体のHPで確認するようにしてください。