身近な乾物「海苔」は、
古くより日本の食卓には欠かせないものですね。
あまり普段から多く食べる事は
ないのかもしれませんが、
1日で摂取出来る栄養も含まれているのだそう。
そこで今回は海苔の栄養について、
ご紹介したいと思います!
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海苔(焼き海苔)の栄養とは?
海苔はご存知の通り「海藻」であり、
すいて板状に乾燥させた食べ物で、
主に「焼き海苔」として出回っています。
もちろん時期に寄っては、
生の状態でも手に入る事もあり、
佃煮やお味噌汁の具材や酢の物などでいただく
といったこともあります。
海苔がもつ栄養ですが、
良質なタンパク質を含んでいる食材で、
このタンパク質を構成しているアミノ酸には、
・グルタミン酸
・アスパラギン酸
といったうまみ成分が豊かに含まれています。
また、海藻ということでビタミンやミネラルが豊かであり、
全形の焼き海苔1枚に対し含まれている量は、
・カルシウム 12mg(しらす干し小さじ1杯分)
・鉄 0.4mg(ゆでほうれん草20g分)
・ビタミンA 420IU(牛乳350cc)
・ビタミンB1 0.03mg(いわし1尾分)
・ビタミンB2 0.10mg(卵・小1個)
ビタミンにおいては海苔1枚で
1日に必要な量の半量を摂取出来るのです。
お茶碗1杯分程度のおにぎりに、
全形の焼き海苔半分を巻いて食べるといった事がありますが、
これは効率よく栄養を摂取出来る方法として理想的です。
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海苔の栄養、ダイエットには?カロリーは?味付け海苔は?
海苔はダイエット中にもとても最適な食材で、
うまく取り入れる事で不足しがちな栄養を
取り入れる事ができる万能食材です。
海苔のカロリーは、
焼き海苔(全形19×21cm/3g)=6kcal
と極僅かです。
ダイエット中におやつ変わりにと
食べる方も少なくない「味付け海苔」もありますが、
1パックで「4kcal」とこちらも僅かです。
なお、ごま油と塩味がおいしい韓国海苔は、
焼き海苔サイズ1枚分で「24kcal」と高めです。
味付け海苔に至ってはカロリーはそれほど気になりませんが、
塩分や糖分も摂取している点で多く食べ過ぎは注意です。
海苔はダイエット中のお助け食材ともなり、
コレステロールを抑えるEPAやタウリン、
カリウムやヨウ素といった成分があり、
特にヨウ素は脂肪燃焼効果や新陳代謝を活性化する
といった働きもあります。
海苔の栄養、食べ過ぎは?消化に影響ある?
カロリーも低く栄養もある海苔ですが、
食べ過ぎて影響を受ける事も中にはある様です。
水溶性食物繊維であるのですが、
摂り過ぎてしまうと逆に便秘や下痢といった
消化に影響を及ぼしてしまうので、
ここは不溶性食物繊維とのバランスが必要です。
また、甲状腺疾患などで心配される「ヨード」ですが、
案外と日本人は欠乏する事が少ない様で、
厚生労働省では1日の摂取量において、
成人で推奨量は「0.13mg」で上限を「3.0mg」
全形の焼き海苔でその量は「0.06mg」であり、
上限量にいきつくまでには50枚近くを食べる事が必要です。
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