犬のマーキング、
はっきりと意味はわからなくても
ああ、オス犬がおしっこすることかな
くらいの考えはでてくると思います。
散歩中の犬が電柱や塀などに
ちょっとおしっこをひっかけて
また歩いていく姿を目にすることも多いですね。
犬の散歩をしている人は糞とり用の
小さいスコップや袋を
持ち歩いている人が
当たり前になりましたが、
おしっこに関しては
中にはペットボトルに入れた水で洗い流す人もいますが、
対策を採っている人を見る事は珍しいです。
最近はかなりの大型犬でも
室内飼いされているお宅も多いようです。
小型犬でも部屋の中でマーキングをされたら
大変だろうと思いますから大型犬になると
しっかりとしつけしないと臭い対策なども
必要になるでしょう。
無理やりやめさせることができる、
という行為でもなさそうですし
飼い主さんにとっては
頭のイタイ問題だと思います。
[adsense]
犬のマーキング、意味・理由は?迷惑な行為なの?
マーキング行為とは
犬の本能から出る行動であり
自分の「縄張り」を守るため・
他の犬に対して
自分の存在をアピールするため
であるといわれています。
電柱や塀におしっこをする前に
匂いを確認したりする行為が
見られることもあると思います。
犬は匂いで情報を得ることが得意なので
相手よりも「高いところ」に
自分の匂いをつけることで
「自分のほうが優位だぞ」と
アピールするということもあるそうです。
でもこのマーキングが
室内で行われる場合は
ちょっと理由が変わってきます。
犬はストレスを感じると
マーキングすることもあります。
嫉妬・怒り・不安・異常など
飼い主が思ってもみないことが
これらのストレスの原因になっているということもあります。
室内でのマーキングは
臭いや汚れといったことから
飼い主家族間でも問題になるでしょう。
またよそのお宅の塀などに
マーキングしている場合は
やはり「臭い」とか「不快」ということで
迷惑に思われていることもあったりします。
[adsense]
犬のマーキングをやめさせるしつけ方法!防止対策は?臭い撃退のグッズやマーキング対策グッズ!
散歩中のマーキング行為は犬の自然な行為なので
それほど気にしなくてもいい、
と考えている飼い主さんもいるでしょう。
でもマーキングの目標が
よそのお宅の塀だったり
するのは問題です。
あるいは公共の場所であっても
郵便ポストや
ガードレールだったりすると
気持ち悪い・不潔だと
思われていることは多いものです。
散歩中の愛犬がマーキングには
すぐに水をかけて流すといった
後の気配りを忘れないでください。
ペットボトルなどに
水を入れて持参するなどの
気遣いがあればトラブルにならなくていいでしょう。
とっさのことで準備がない、ということであれば
犬がマーキングしそうな様子を見せたら
すぐにリードを引いて
その場を離れるなどしても防止になります。
犬にはかわいそうですが、
社会生活の中でのマナーとして心がけて欲しいことです。
去勢手術をすることでマーキング行為が
大幅に減少するということもあるようです。
□犬の去勢の時期や費用は?マーキング・マウンティングは?性格は?
去勢手術については犬自身の健康やしつけ
仔犬を受け入れられる環境か
などによっても変わってきますから
よく検討してください。
マーキング対策は
飼い主と犬との主従関係を
見直すところがポイントです。
犬が優位に立ってしまって
飼い主よりも自分が強い、
と思っていると群れのリーダーとして
縄張りを守る意味からも
マーキング行為は起こります。
飼い主がリーダーであれば
縄張りを守るのは
飼い主(リーダー)ですから
犬がマーキングをして
自分の縄張りを主張することは
必要なくなります。
確認するポイントは
すべてにおいて
人間を優先しているか。
食事など、犬を優先して
人間のほうが後回しになっていると
犬は自分が優位である、
と思うようになります。
犬の要求に
応えるばかりになっていないか。
遊びたい・撫でてほしいなど
犬のほうから要求されるままに
応えてはいないでしょうか。
飼い主が「とって来い」と命令して
投げたボールを
拾って持ってきて遊ぶ・
「来い」と命令して
やってきたから撫でてあげる
など飼い主の命令に従うように
しつけができているでしょうか。
飼い主が犬に遠慮して
行動していることはないか。
犬がそこに寝ているから、
と回り道したり
欲しがるからと人のお皿から
食べ物をあげしまったり
嫌がるからと
しつけそのものをあきらめていたりしていると
犬が自分のほうが偉いと思うということになります。
きちんと「どいて」「だめ」「いけない」
をしつけているでしょうか。
思い当たるポイントがあれば
「しつけなおし」をする必要があります。
気になるおしっこの臭い撃退対策グッズには
匂い消し効果のあるスプレーが一般的です。
人間に使うような
消臭スプレーや芳香剤は
犬にとっては有害ですから使ってはいけません。
スプレータイプの消臭剤は一番簡単に手に入る対策グッズ
といえると思います。
この他におしっこをさせたくない場所に
置いておくタイプのものもあります。
人間には感じられない程度の匂いなので
部屋に置いておくこともできます。
犬用のオムツもあります。
お尻をすっぽりと覆うタイプと
おしっこ対策専用で
お尻は覆わないタイプがあります。
動きにくくなった老犬には
お尻を覆うタイプが必要な場合も
でてくるでしょう。
でもマーキング対策として
まだ若い犬に使うなら
お尻を覆わないタイプが
おすすめです。
お尻を覆ってしまうと
排便ができにくくなるので
元気な犬は
装着するのを嫌がることも多いです。
オムツの必要な老犬でも
お尻を覆ってしまうタイプは
ストレスの原因になりますから
お尻が覆われないタイプのオムツは
いいものだと思います。
マーキングを室内でしてしまう場合には
室内のマーキング対策には
消臭グッズやオムツを使うことは
必要不可欠です。
室内でマーキングしてしまうには
犬がストレスや不安を感じている場合も
多いことがあります。
引越しをして住環境が変わった。
赤ちゃんが生まれたりして
家族が増えたことにより、
飼い主の注意が自分に向いていない。
飼い主の生活リズムが変わったことにより
犬の生活リズムも変更があった。
などの理由を考えて見ましょう。
環境が変わった場合は
なじむまで静かに過ごせるように
ケージやハウスを
タオルや毛布などで少し覆って
「隠れ場所」をつくってあげます。
家族が増えた場合は
散歩の時間をしっかりとる・
スキンシップを小まめにする
などして愛情が減ったわけではない
ということが
わかるようにしてあげてください。
飼い主の生活リズムが変わった、
という場合は
なじむまでに時間がかかるでしょうが、
でかけるときに「行ってきます」とか
「ただいま」などの儀式をしないようにしましょう。
※「ただいま」「行ってきます」などの儀式をしている人が多いですが、分離不安を引き起こすのでなれるまでは儀式はしないほうが良いようです。
おもちゃやおやつをあげて
夢中になっている間に
こっそりと出かけるようにしましょう。
帰ってきても普通にしていて
すぐにそばに寄って
ご機嫌をとったりしてはいけません。
その他に小まめに外に連れて行って
外でトイレをするチャンスを作ってあげましょう。
忙しいとき・家族が留守にするときは
犬をケージに入れて
ケージの中でお留守番できるようにします。
床の匂いを嗅ぎ出すそぶりをしたら
すぐに気を引いてやめさせます。
愛犬の様子をよく見ながら
対処してあげてください。
[adsense]