MENU

メーデーの意味は?海外では休み(祝日)になった由来は?日本では?

当ページのリンクには広告が含まれています。

5月

メーデーって働く人が集まって、パレードをしながら主張するというイメージですが
どんな意味があるのでしょうか?

そしてなぜ海外では祝日なのに、日本ではそうならないのかも合わせてご紹介します。

スポンサーリンク

目次

メーデーの意味は?

デモ
メーデーはどんな意味があるのでしょうか?

日本では労働者が集まって、雇用主に対して意思表示をするためのパレードをするというイメージですが、
国際的規模で行われる労働者の祭典で、労働要求などを示威運動(パレード)で示すことを目的としています。

海外では1886年5月1日にアメリカで起こったのがその始まりで、8時間労働を訴えたことが始まりで、
当時「1日24時間のうち、8時間は働き、8時間は休息のため、
残りの8時間は自分たちの好きなことのために」というのが初めの主張だったようです。

最近ではサラリーマンをしていた人が退職して起業し、経営者になるというようなことも
珍しいことではなくなりましたが、当時は経営者と従業員は固定化が当たり前の時代であったこともあり
労働者がその労働条件の改善を訴えるということが起こりました。

日本ではその歴史は遡ること、大正9年(1920年)に第1回が行われました。

その後、戦中期に入った昭和11年には一度禁止されましたが、
戦後昭和21年(1946年)に復活し、それ以降は今現在まで毎年行われています。

以前は社会情勢が不安定だったこともあり、労働者の権利を得るための決起集会という意味合いがありました。
団塊の世代の方なら、社会主義運動の一環というイメージがある方もおられるようですが、
最近の若者の間では、「デモをさせられる日」という認識になっているのが現状で
労働者の親睦を図るためのイベントへと変化しつつあるようです。

スポンサーリンク

メーデーが休み(祝日)になった由来は?

海外では(特にヨーロッパ)ではメーデーの5月1日は祝日になっている国もあります。

ヨーロッパでは5月1日は「May day」といって夏の訪れを祝う日として祝日に制定されています。
春の作物の収穫などを祝う日として祭りが行われるところもあるようです。

産業革命のあと、常に起こっていた労使争議を、この夏の訪れを祝う5月1日だけは
休戦しようということから祝日になった説もあります。

戦時中に「クリスマスだけは休戦しよう」という動きがありましたがこれに似ていますね。

日本ではなぜ休み(祝日)じゃないの?

日本でも5月の初旬はゴールデンウィークがありますが、5月1日だけは祝日にはなっていません。

以前日本でもゴールデンウィークの中日に当たる5月1日は祝日にしようという動きはあったようですが
平成に入り、バブルが崩壊し不況がどんどん深刻化する中、労働時間を短縮する動きは鈍っていきました。

バブルがもしも崩壊していなかったら、ゴールデンウィークはもっと長くなっていたかもしれませんね。

労働者の労働条件の改善を訴えたことが始まりのメーデーも、最近では労働者の親睦を図るイベントと変化しているようです。

逆に言えばそれだけ労働者と経営者の壁がなくなりつつあるということが言えます。

昨今では経営者も、より従業員に近づこうとする動きも珍しくなく、経営者、従業員の区別なく、誰もが気持ちよく働ける場を作ろうとする動きは、
経済の発展にもつながる素敵なことなのではないでしょうか。

スポンサーリンク




よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次