除夜の鐘を聞いたら、すぐに初詣に行くのが毎年のお正月の習慣!という人もいるでしょう。
初詣とは、その年初めて神仏を詣でることを言います。
神仏、ということは神社に限らずお寺でもいいんですね。
そしてお正月に行かなくても、その年の初めてなら「初詣」ということになります。
とはいえ、できれば小正月(1月15日)まで、
遅くとも旧正月に当たる節分までには詣でたいところです。
そんな基本的なことを再確認しつつ、
「初詣」のお作法をきちんとおさらいしておきましょう!
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初詣の作法:出掛ける時間と鳥居のくぐり方
初詣の正式な詣で方、詣でる時間は
「大みそかの深夜から年明けにかけて」
というイメージがありますが、
実は初詣は、何時に詣でても良いのです。
ただ、「大みそかの深夜から年明けにかけて」の参拝は
“二年参り”といってより功徳が積める、とも言われているので、
これが広まったのかもしれません。
そして、俗界と神様のいる聖域の境界である鳥居のくぐり方にも作法があります。
まず、一礼して鳥居をくぐります。
鳥居が複数ある場合、
段階を踏んで神様に近づくという意味合いですので、
一の鳥居から順序にくぐっていきましょう。
鳥居をくぐって参道を歩く場合は、
左右どちらかの端を歩きます。
参道の中央は「正中」と呼ばれ、
神様の通り道なので空けておくのです。
ただ、初詣時、参道が込み合っている場合は、
その場の流れに沿って歩く方が良いでしょう。
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初詣の作法:参拝前に清める手水のやり方
手水は、参拝前に心身を清める行為ですから、
手水舎を適当に通り過ぎてはダメですよ!
そして、手水にももちろんやり方があります。
手水舎に来たら、まず右手で柄杓を持って左手に水を掛け清めます。
続いて、今度は左手で柄杓を持って、
同じように右手を清めます。
そして、最後に口を清めます。
その際、右手に柄杓を持ち替えて、
左の手のひらに水を少しため口をゆすぎます。
その後改めて左手に水を掛け、清め直します。
柄杓を垂直にし、柄杓に残った水で柄杓の柄を流したら、
元の位置に戻します。
以上が、手水のやり方です。
単純なようで、なんだかややこしいと思った人は、
「左手→右手→口」の順で清めていくことを覚えておけば大方大丈夫です。
初詣の作法:いざ参拝!作法と手順
手水が済んだら、いざ参拝です!
参拝するときに投げるお賽銭は、
神様に捧げるためのものです。
ですから、高い位置から投げないように注意しましょう。
腰あたりの高さからそっと入れるようにします。
初詣のように混んでいると遠くから投げることになるかもしれませんが、決して乱暴にならないように気を付けましょう。
鈴がある場合は、お賽銭をいれた後に鳴らします。
参拝の基本は「二礼二拍手一礼」です。
まず、参殿と本殿に深く2回お辞儀します。
続いて胸の高さで手を合わせますが、
その時右手より左手を数センチ上に出します。
その形で2回、手を打ちます。
その後両手を揃え、神様に感謝とお願いを唱えます。
祈願をしたら、そのお礼の気持ちを表し深く一度礼をします。
これ、参拝時の作法です。
大まかなことは知っていても、このように丁寧に見ていくと知らなかったこともあったのではないでしょうか?
その一年を心豊かに過ごすためにも、正しいお作法で初詣に行きましょう!!