寒さにも強く、育てやすいプリムラは、
ガーデニングをする人には人気のお花の一つです。
秋の終わり頃からから初夏頃まで咲き続けるので、
長期間楽しめる上に、
育てやすいのでガーデニング初心者にもおすすめです。
しかも、プリムラは種類・色が豊富なので、
プリムラだけでもお庭やプランターをにぎやかに彩ってくれます。
そんなプリムラを花言葉から、その特徴を見ていきましょう。
プリムラの花言葉 品種と特徴、由来も紹介!
プリムラとは、サクラソウ科サクラソウ属の園芸植物です。
別名、セイヨウサクラソウ(西洋桜草)と呼ばれています。
プリムラというと、一般的に外国種を指しますが、
日本原種のものとしてはサクラソウがあります。
日本原種のものも含め、
プリムラは約500種類も存在すると言われています。
その色は、黒以外すべての色がある、と言われるほどで、
その種類の豊富さが伺えます。
具体的には、ヨーロッパ原産のプリムラ・ポリアンサ、
日本人作出のプリムラ・ジュリアン、
中国産のプリムラ・マラコイデスやプリムラ・オブコニカ、
などが生産園芸のおける主なプリムラです。
鑑賞園芸としてのプリムラには、
プリムラ・アリオニイ、プリムラ・アウリクラ、プリムラ・デンティクラタなどがあります。
ヨーロッパの山岳やヒマラヤから中国にかけての範囲に自生するものが多いようです。
プリムラという名前は、
「一年の最初に咲く花」としてラテン語の「primus(最初)」に由来している言われています。
プリムラの花言葉には、
「永続する愛情」、
「富貴」、
「神秘な心」、
「運命を開く」、
「可憐」、
「うぬぼれ」などがあります。
プリムラの種類とそれぞれの特徴 <ジュリアン、マラコイデス、ポリアンサ、シネンシス、オブコニカ>
たくさんの種類があるプリムラの中から、
いくつがご紹介していきましょう。
プリムラ・ジュリアンは
プリムラ・ポリアンサとプリムラ・ジュリエの交配種で、
日本人の草野総一によって作出されました。
その花は比較的小さく、可憐な佇まいが魅力の品種です。
加えて、その色数も充実しており、
品種によっては八重咲きのものもあります。
プリムラ・マラコイデスは中国原産の3~4月に開花する品種です。
ケショウザクラ、オトメザクラとも呼ばれています。
名前の通り、小ぶりな花を多くつける様が愛らしい品種です。
花言葉には、「素朴」「勝者の寛容」「初恋」があります。
プリムラ・ポリアンサはヨーロッパ原産のプリムラ・エラチオール、プリム・ブルガリス、プリムラ・ベリスなどを交雑してできた品種です。
先述のジュリアンの大輪バージョンとして扱われてます。
中国四川省原産のプリムラ・シネンシスには、
波打つような形の花の弁のフィンブリアタ系と、
サクラのような形の花弁のステラタ系の品種が多く栽培されています。
-2℃程度まで寒さに耐えられるステラタ系品種のほうが人気があります。
プリムラ・オブコニカももともとは中国で発見されましたが、
ヨーロッパで改良された品種です。
多年草で、花茎をが長く、
その先に多くは十輪以上の花が咲きます。
非常に可愛らしくもボリュームがあるのが特徴です。
その色も非常にバラエティーに富んでいます。
可愛らしい反面、プリミンという化合物を含み、
皮膚に触れるとかぶれることがあるため、
扱いには注意が必要です。
色や品種別に花言葉をもつプリムラ
先ほども紹介した通り、
プリムラは色のバリエーションも非常に豊富な品種です。
色によっても、花言葉があります。
紫のプリムラの花言葉は、「信頼」です。
赤いプリムラには、
「美の秘密」、「後援のない功績」といった花言葉があります。
赤いプリムラの花言葉の一つである「後援のない功績」は、
寒い中でも鮮やかな赤色の花をつける姿に由来しているといいます。
また、プリムラは品種別に花言葉を持ちます。
プリムラ・ジュリアンは
「永続する愛情」・
「青春の喜びと悲しみ」・
「若き日の躍動と輝き」・
「運命を開く」・
「快活」などがあります。
黒以外のほとんどの色が揃うジュリアンなら、
多くの花言葉を持つのも納得ですね。
紫、ピンク、白色が多いプリムラ・マラコイデスは
「素朴」・
「気取らない愛」・
「運命を開く」、
白、黄、橙、ピンク、赤、青、紫などの色がある
プリムラ・ポリアンサは
「富の誇り」 ・
「無言の愛」という花言葉を持っています。
他にも、プリムラ・シネンシスは「永遠の愛情」 、
プリムラ・オブコニカは
「しとやかな人」・
「青春の美しさ」
などがあります。