毎日、家族のために一生懸命働いてくれるお父さん。
「ありがとう」を伝えていますか？
なんだか、「母の日」の陰に隠れてしまう「父の日」。
お父さんが会社で頑張ってくれているところは、
なかなか子どもには見えないからか、忘れがちです。
今年はお父さんにも、日頃の感謝の気持ちを伝えませんか？
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父の日の由来は？どうやって生まれたの？
「父の日」が生まれたのはアメリカです。
ワシントン州のソノラ・スマート・ドッドという女性が、
「母の日があるのなら父に感謝する日も作りましょう」と、
牧師協会に嘆願したのが始まりです。
彼女がそう考えたのは、
南北戦争で父が召集され、母親が苦労したために、
父が復員するとそれまでの過労で亡くなります。
その後、父親が末っ子のソノラを含め6人の子どもたちを男手ひとりで育ててくれたからです。
その父親も子どもたちが成人すると亡くなってしまいます。
そんな父に育てられたソノラが
「父の日」を提唱したのが1909年6月19日でした。
この日が6月の第3日曜日だったため、
「父の日」は6月第3日曜日に制定されました。
1916年頃には、アメリカ全土に広がり、
1972年には国民の祝日として制定されました。
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父の日のプレゼントは？花の色は何色？
母の日に贈るのはカーネーションが定番ですが、
父の日に贈る花をご存知でしょうか？
父の日の花は、バラです。
これが、ソノラが
父親の墓前に白いバラを供えたことに
由来しているとされています。
プレゼントするバラの色は、
母の日のカーネーションと同様に、
父親が存命中であれば赤のバラ、
亡くなっていれば白色のバラを贈るとされているようです。
日本では、素敵なお父さんに贈られる
「ベスト･ファーザー イエローリボン賞」の影響か
黄色のバラを贈るのも定着しつつあるようです。
「黄色」はイギリスで身を守る色といわれ、
アメリカで｢愛する人の無事を願う黄色いリボン｣として
定着しました。
ここからお父さんへの感謝の気持ちを、
黄色いリボンに込めるようなりました。
他にも「子の愛」という花言葉を持つユリや、
父の日のイメージカラーとして定着している
「黄色」のヒマワリも、
父の日のプレゼントととして人気があります。
日本や世界の父の日
日本に「父の日」が伝えられたのは1950年頃です。
そして1980年頃からデパート商戦とともに徐々に広まりました。
日本はアメリカと同様に、6月の第3日曜日が父の日です。
他にも6月第3日曜日が父の日の国には、
イギリス、フランス、インド、中国など他にも多くあります。
イギリスではお父さんへ感謝を込めた
メッセージカードを贈るのが一般的なのだそうです。
6月の第3日曜日以外の日が「父の日」の国も多くあります。
オーストラリアやニュージーランドは
9月の第1日曜日が父の日です。
この日は家族でバーベキューなどの
アウトドアを楽しむ人が多いそうです。
ドイツの父の日は5月の
キリスト昇天祭の日で、毎年日にちが変わります。
ドイツの父の日は子どもが父親に感謝を示す以外に、
お父さん同士が集まって楽しんだりもするそうです。
他にも、父の日がある国はたくさんありますが、
きっとお父さんを家族の主役に、
父親に感謝と尊敬の気持ちを伝える、
というのは世界共通ですね。