七夕の意味や由来は?織姫と彦星以外の由来も!飾りの意味は?

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七夕 短冊

クリスマスほどの
華やかさはないものの
七夕は
なかなか風情のある
いい行事だと思います。

ちょうど七夕の時期には
地元のお祭りがある、
という地域も多いでしょう。

友達や親戚が集まって
花火をしたり
笹に短冊をつけたりして
楽しんだ思い出がある、
という人もいるのではないでしょうか。

短冊にどんな願い事を書こうかと
いろいろと考えたりも楽しかったと思います。

少し大きくなると憧れのあの人と
仲良くなれますように、
なんて書いて誰にも見られないように
こっそりと笹に吊るしたり。

今から考えると我ながら
可愛いもんだったなあと
苦笑いする人もいるかもしれません。

七夕の由来となる
物語はとてもロマンチックでもあるので
特別なデートの日とするカップルもあるかもしれませんね。

有名な七夕の物語もいろんなバリエーションが
あったりします。

きちんと知っている、という人は
意外に少ないかもしれませんね。

七夕の食べ物は?そうめん由来は?

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七夕の意味・由来

七夕は日本に古くから伝わる
五節句」のひとつでもあります。

その由来にはいろんな説がありますが、
一番有名なものは
織姫と彦星」の伝説でしょう。

その他の説としては
日本の神事であった
棚機(たなばた)」
が始まり、という説。

奈良時代に中国より伝わった
乞巧奠(きこうでん)」
という行事が
由来だとする説があります。

これらが入り混じって
今の七夕のスタイルになった、
というのが一般的のようです。

織姫と彦星の物語はあまりにも有名なので
ここでは繰り返しません。

いろんなパターンがありますが、
愛し合う2人が事情によって
一年に一度だけ再会できる、という展開は
同じようです。

この物語のためにお天気が気になったりしますね。

ちなみに雨が降ると2人は会えない
とする地方と雨が降っても2人は会える
とする地方があるそうです。

雨が降ったら再会の嬉しさに
織姫がこぼした涙、と考える場合や
この雨に当たると穢れを払える、とする
考え方もあります。

旧暦の七夕は
今の8月12日ごろだそうです。
ちょうど雨が降らずに困っていることの多い地域が
あったりするので七夕ごろには
雨を願う地域もあるそうです。

日本古来の神事「棚機」は
(みそぎ)の行事です。

乙女が神様のために着物を織って
「棚」に備え豊作や人々の穢れをはらう、
というものでした。

このときに使われた織り機が
棚機(たなばた)というものです。

仏教が伝来するとお盆を迎えるための準備として
7月7日に行われるようになったといいます。

乞巧奠(きこうでん)」は
織姫をあらわす織女星にあやかって
機織りやお裁縫が上達するようにとの
願いごとをする風習だったそうです。

やがてはその他の芸事や
習字など様々なことの上達を願うようになりました。

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七夕飾りについて

七夕飾りといえば

短冊

笹に短冊、が有名です。

短冊に願い事を書く、というのは
江戸時代頃から始まった風習だそうです。

短冊に書く願い事はお稽古事などの
上達や自分のかなえたい夢を
書くといいといいます。

願い事の他短冊には
「天の川」や「織姫」「彦星」など
七夕にちなんだ言葉を書きます。

中国の
陰陽五行説にちなんだ
青・赤・黄・白・黒
五色を使った短冊を飾ります。

その他の飾りは

吹き流し

織り姫の織り糸を表わすものです。
五色を使ってつくる、魔除けの意味もあるそうです。

網飾り

魚を捕るための網を表わすものです。
豊作や大漁を願うものです。

折り鶴(千羽鶴)

長寿を願うものです。
鶴は長寿のシンボルです。

神衣(かみこ)

紙の人形(着物)を飾ると
お裁縫が上手になり
着るものに困らなくなるという
いわれがあります。

人形には自分の災いを
身代わりとしてうつす、
という意味もあります。

財布(巾着)

紙で作ったお財布です。
金運アップを願うものです。

くずかご

飾りをつくるときに出た紙くずを
折り紙などでつくったカゴに
入れて吊るします。

物を粗末にしない、という
意味合いがあります。

七夕にナスやキュウリなどの野菜を
お供えとして使う場合もあります。

夏野菜として美味しいものであり、
豊作を願う意味でもお供えとして使われたようです。

現代とは違って江戸時代以前は
7月15日前後1週間が
お盆とされていたこともあったようです。

ちょうど七夕がお盆の始まり時期とも重なり、
ナスやキュウリでつくった「馬」で
ご先祖さまが帰ってくるということでお供えが始まりました。

時代が変わって七夕とお盆が
離れた時期に行われるようになっても
お供えを減らす、ということは
縁起が悪いのでそのまま続いているのです。

子供への説明と七夕

七夕の意味や由来を
保育園などで説明することもあるでしょう。

家庭でも幼児・子供に
話すことがあるかもしれません。

有名な七夕の物語は簡単なものが
子供向けの絵本などとしてたくさん出版されています。

自分でまだ本を読んだり物語を理解することのできない
幼い子供達になら人形劇や紙芝居を利用する、
というのもいい方法だと思います。

ポイントは織り姫と彦星の物語を
きちんとしてあげること。

短冊には書くのは
お稽古事などの上達を願うこと
という基本をちゃんと説明すること。です。

機織りや牛飼いなど
話をしてあげる先生やお母さんも
知らない、というものもあるでしょう。

現代風にアレンジする必要はありません。
伝説の雰囲気を損なうことがあります。

お話の面白さで
充分に楽しむことができます。

下手にアレンジするよりも
そのままを話してあげるほうが
子供にとってはいいことです。

興味がある子がいる場合にも備えて
ネットで探しても写真などが簡単にみつかりますから
必要なら用意しておいてもいいでしょう。

自分で読書ができるという年齢の子供でも
みんなで一緒にお話を聞く、
というのは集中力が続くかということで
難しいことがあると思います。

まだ読書ができない子供は
読み聞かせなども「見る」対象がないので
退屈するかもしれません。

紙芝居や人形劇など
ビジュアルを利用するものは
物語の世界に入り込みやすく
どの子も楽しみやすいでしょう。

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