かっこいい虫、といえばクワガタという人も多いと思います。
子どもから大人まで男の人は特に好きなようです。
芸能人でも趣味として、
クワガタの幼虫から飼育しているという話も
よくテレビで観ますよね。
クワガタの寿命というのはどれくらいなのでしょうか?
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クワガタの寿命は種類によって様々
クワガタとカブトムシはつい同じようなものと、
素人は思いがちですが、実はクワガタの方が寿命は長いのです。
クワガタの中でもキングといえば、オオクワガタ。
オオクワガタは成虫になってから自然界で2~3年、
飼育下では3~5年ほど生きます。
コクワガタの寿命は成虫になってから1~3年です。
ヒラタクワガタは2~3年ほどです。
寿命が1~2年のものには、
ヒメオオクワガタ、スジクワガタ、
ネブトクワガタ、アカアシクワガタなどがいます。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタは
成虫で越冬することがなく、
活動を開始してから成虫としての
寿命は2~3ヶ月しかありません。
オニクワガタも越冬せず、
同様に寿命は1ヶ月程度です。
大型の種ほど、寿命が長いと言えます。
飼育の仕方によっては、寿命も変わってきます。
特に、外国産のクワガタには
越冬能力(冬眠)が基本的にないので、
管理には注意が必要です。
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クワガタの寿命!最長のギネス記録はある?
クワガタの中でも、その寿命の最長記録は
どのくらいなのだろう?と気になりますよね。
調べたところ、クワガタの大きさについて、
ギネス最長記録はあるようですが、
寿命での最長記録の登録はないようです。
記録申請に必要であろう
生まれた日などの証明が難しいことが理由だと考えられます。
正式な記録としては残ってはいませんが、
オオクワガタの中には、平均寿命が3~5年のところを
7年以上飼育できたという話はあるようです。
また、コクワガタが4年以上生きたという報告例もあります。
天然採集個体か繁殖個体かによって、寿命は大きく変わります。
どの種のクワガタも繁殖個体の方が長生きします。
そして、気温等の飼育条件によって
その寿命が長くなることがあります。
逆に、気温などの管理を怠ると寿命を縮める原因となります。
クワガタのオスとメスで寿命の差はある?
クワガタの寿命がメスとオスで違うのでしょうか?
調べてみると、
メスのほうがやや短いとかどちらもほぼ同じなどと、
はっきりした説はないようです。
ですが、交尾や産卵はクワガタの体力を奪い、
寿命が短くなることが確かなようです。
オスは交尾後、メスが産卵を終えた頃に足の機能が衰えていき、
やがて動けなくなるとその一生を終えるそうです。
一方、メスも産卵を終えると、
寿命を迎えることが多いと言われています。
このように寿命を迎える時期を見てみると、
確かにオスとメスに明らかな差はないように見えます。
メスは交尾の上に産卵するのですから、
オスより体力の消耗が激しいのかもしれません。
そのため、メスの方が寿命が短い個体も多いとも考えられます。