「昆虫の王様」とも称されるカブトムシ。
頭部にある大きな角があるのが特徴です。
その角がカッコよく、男の子の大好きな虫ですよね。
夏になると採りに行った元・男の子も多いのではないでしょうか?
そんなカブトムシの寿命について調べてみました。
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カブトムシの寿命は種類によって様々
日本のカブトムシのほとんどは
夏が過ぎるころには死んでしまいます。
子どもが夏休みに採集したカブトムシが、
9月過ぎに寿命を迎えてしまった、
という経験がある人も多いでしょう。
大抵の野生のカブトムシの寿命は成虫なってから2ヶ月ほど、
卵から孵って死ぬまでで1年ほどだと言われています。
自然の摂理の中、自然界が寒くなるころに死んでしまうのです。
ですが、飼育下ではその方法によって
10月の終わり頃まで延命できることもあります。
日本以外のカブトムシも
3~4ヶ月で死んでしまうものが多いようですが、
そうでないものもいます。
日本の四季のように明確な季節の違いがない、
寒暖の差が大きくない地域に多いようです。
代表的なもので言えば、
中南米に生息するヘラクレス・ヘラクレスです。
いわゆるヘラクレスオオカブトと呼ばれているものです。
ヘラクレス・ヘラクレスの寿命は、なんと約1年です。
同じく中南米の
エレファスゾウカブトは半年から10ヶ月ほど生きます。
北米に生息するティティウスシロカブト(ティティウスオオカブト)の寿命も、
8~10ヶ月です。
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カブトムシの寿命は種類によって様々
国内のカブトムシの寿命が一般的に卵から孵って1年、
成虫で2ヶ月ということでした。
カブトムシの中でも世界最大といわれている
ヘラクレスオオカブトは、
卵から寿命を迎えるまで2年半~3年くらい、
成虫になってからは1年ほどです。
カブトムシの寿命の最長記録と言われているものは、
もちろんヘラクレスオオカブトです。
成虫になってから、1年半が最高記録とされています。
「最高記録とされている」というのも、
カブトムシの最高寿命のギネス記録というものは設定されていないのです。
体長の最長記録などはあるようですが、
寿命は証明が難しいためか、
なかなか正式な記録としては残りづらいのでしょう。
カブトムシのオスとメス 寿命の差はある?
カブトムシのオスとメスで
寿命に違いがあるのか調べてみると、
なかなか統一見解がありません。
ですが、総合するとオスとメスであまり
寿命の長さは変わらないようです。
あまり変わらないと言われる一方で、
一般的にオスのほうが長生きするという経験が多い
という意見も見受けられました。
というのも、
産卵をするとメスがすぐ死んでしまう
場合が多いからということが言えそうです。
繁殖をせず産卵もしなければ、
メスもオスと同等、もしくはメスのほうが
長生きすることもあります。
メスが2~3ヶ月、なんと長ければ
11月から12月ごろまでも生きる個体もいるようです。
いくらでも寿命と伸ばそうを思うのならば、
湿度や気温などの他、
飼育環境下をカブトムシにとって
ストレスのない状況をきちんと整えることが必要です。