芒種とはどんな意味?時期はいつからいつまで?小満芒種とは!

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芒種

「芒種」という言葉を目にされたことはあるでしょうか。

なんとなく読むことはできても、
意味は良くわからない方も少なくないと思います。

なかなか目にすることのないこの
「芒種」とは一体どんな意味を持った言葉なのでしょうか。

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芒種とは?どんな意味?

読み方は、芒種(ぼうしゅ)です。
芒(のぎ)とは、米や麦などの
イネ科に属する植物の実の先端にある
針状の毛を指しています。

芒種とは、芒のあるイネ科植物の
種を蒔きはじめるのに適した時期のことを表しているのです。

芒種とはいつから?いつまで?

芒種は、
二十四節気の9番目で「小満」と
「夏至」の間
のことで、
6月6日頃となります。

また、いつからいつまでかといえば、
6月6日頃から6月20日頃の間となります。

二十四節気とは、一年を太陽の動きにあわせて
二十四等分にしたものです。

夏至、冬至、春分、秋分で四等分とします。

そしてこの四等分のそれぞれの間に
立春、立夏、立秋、立冬が入り八節となります。

更にこの八節を15日毎に三等分にしたものが
二十四節気となります。

二十四節気は季節の変化を表した指標です。
古来より冬至を基点として観測し
季節がずれてしまわないように調整がなされてきました。

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小満芒種とはどういう意味?芒種の時期の七十二候?

沖縄では梅雨の時期のことを
小満芒種」(スーマンボースー)と言い表します。

沖縄では他の地域よりも早く梅雨入りをします。
大体5月初めから6月後半頃が梅雨時期となります。

この時期が二十四節気の
「小満」から「芒種」にあたることに由来して、
沖縄での梅雨時期を表す言葉として使われています。

 

芒種の時期の七十二候は、
6月6日頃から6月20日頃までの約15日間となります。

七十二候とは、二十四節気をほぼ5日間づつの
3つに分けたものです。

最初の5日間を初候。
二番目の5日間を次候。
そして三番目の5日間が末候となります。

それぞれの期間にあった気象状況や
動植物の様子などの自然現象にちなんだ
名称がつけられています。

古代中国で考案されて日本でも近年では
明治時代に改訂されておりますが、
中には真実味のない事柄も含まれております。

 

初候(6月6日頃~10日頃)
螳螂生(かまきりしょうず)
螳螂が生まれ出る頃です。農作物を荒らす虫を捕食してくれます。

次候(6月11日頃~15日頃)
腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
昔は草が腐って蛍となったと考えられたようです。
雨に濡れて腐った草の下で蛍の光が灯っていたのでしょうか。

末候(6月16日頃~20日頃)
梅子黄(うめのみきばむ)
梅雨と表されるとおり、
雨の降る頃に梅の実が黄色く熟すといった意味です。
七十二候とは、農作業や生活を営むうえで
重要となる季節のめぐりを、
気象状況や動植物の様子などから表現したものです。

一年を二十四の節気と七十二の季節にわけることにより、
暮らしの上で欠かすことのできない情報を
より詳細に伝えようとした
先人達の知恵だといえるのかもしれません。

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