雛人形を飾る日ってご存知ですか?
なんとなく2月の後半あたりの
日のよい時に飾っている様な気がしますが
実際にはどうなのでしょうか?
また、地域によっても違いがある様です。
ちなみに、お内裏様の位置も地域によって違いがあります。
雛人形 お内裏様は関東と関西で左右逆?
知ってる様で知らない行事のあれこれ。
今日は、雛人形を飾る時期などについて
解説しようと思います。
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雛人形を飾る時期は?関西と関東では?
雛人形を飾る時期はなるべく
ひな祭りの1週間前までに飾り付けをする
という事が一般的です。
それも節分の翌日である
「立春」を目処に飾る事。
豆まきで厄を祓い清めた後に
春を迎えた日を境に飾り付けするというのです。
しかし、これは関東地方などでの慣し。
2月4日(立春)から3月3日まで楽しみます。
関西地方では3月3日のひな祭りの日から
4月3日(旧暦のひな祭り)までで、
飾るのは前日の3月2日頃の吉日としています。
関西地方周辺等では
旧暦や朝廷儀式に習う傾向にあります。
しかし、早めに出してもよいですし、
現在では年月も経ち形式にとらわれず、
日のよい時に出して楽しむ事は
なんら問題ないと言えます。
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雛人形を飾る時期、友引や仏滅は?
雛人形を飾る日は大切です。
購入日やお届け日はそれほど重要ではありません。
縁起の良い日は「大安」
そして吉とされる時間帯があるので
その時間帯に出すとよいとされています。
しかし、なかなか日や時間を選んでいては
出せないという事もあると思いますので
大安が難しい場合には他の日に出す事をおすすめ。
「友引」は出しても良い日ですが、朝と夕が吉。
「仏滅」は意味合いからも吉である日ではないので
避けて別日にしましょう。
六曜の時間帯の参考
大安・・・一日中、吉
友引・・・朝夕は、吉
先勝・・・午前中は吉、昼以降は安静が吉
先負・・・午前中は安静が吉、午後から大吉
赤口・・・正午ごろ、吉
仏滅・・・一日中、安静が吉
雛人形を飾る時期、雨水は?
立春をめどに飾りましょうとお話しましたが、
地域によっては「雨水」の時期に飾ると
良縁に恵まれると雛人形を飾る日として
もっともよい時期とされています。
2月19日頃から啓蟄の前日までの期間(3月7日頃)
雨水(うすい)は二十四節気の1つ、
立春から数えて15日目頃に迎えます。
雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる・・・
草木芽吹く頃という事で春本番を日1日感じられる
時期にさしかかる時期です。
また、お雛様をしまう時期は
「啓蟄」を目処にしまうのが良いとしています。
土の中の虫たちが目覚める時期。
大事なお雛様を虫から守るため、
本格的な虫たちの活動前にしまいましょう
としたのが云われの様です。
色々と伝統や慣しのある雛人形の飾る時期。
日のよい日に出し、節句が終わったら早めに
片付けるという意味はしっかりと節目を切り替えるための
先人の知恵と古くからの季節の暦の関係と言えます。