ふるさと納税、制度ができてから
利用しているという人も多いと思います。
せっかく税金を納めるのですから、自分が納得する納め方が
できるのは気持ちの上でもいいことだと思います。
選んだ「ふるさと」からは特産品がもらえたり
するのも魅力のひとつです。
税金はもともと自分の住んでいる所、国や地域などに納めるものです。
納めた税金は住民のひとりひとりが健康で豊かな生活を
送ることができるように国や地方公共団体が使うということになります。
そうすると自分が住んでいない別の自治体に
納税することは本来の税金の役割からははずれてしまいます。
でもふるさと納税は税金を納める側からすれば
とても魅力的な制度ということができます。
どういうものなのか詳しくみてみましょう。
スポンサーリンク
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは個人が、自分が応援しようとする
都道府県・市区町村などの地方自治体に寄付金を送ることです。
2000円を越える寄付を行ったときに
住民税(5000円を越える部分)
所得税(2000円を越える部分)から
一定の控除を受けることができます。
ただし年収や家族構成によって
税金の控除対象限度額は違ってきます。
だいたいは住民税の1割程度と思えばいいそうです。
「ふるさと納税の総合情報サイト|わが街ふるさと納税」というポータルサイトでは
限度額の計算シュミレーションもあります。
こういうものを利用してあらかじめ自分の限度額を
把握しておきましょう。
ふるさと納税は税金を新たに納めるというものではありません。
都道府県・市区町村に寄付をした場合には
住民税・所得税から一定の寄付金控除が
受けられるというものなのです。
もともとは過疎・地方の格差などで
税収の確保に悩む自治体に対して
格差を埋めるために2008年に創設されました。
正式には「ふるさと寄附金」というそうです。
納税者が自分の税金を納める先やその使い道を
指定することができる面白い制度なのです。
スポンサーリンク
お得なポイントと申しこみ方法は
ふるさと納税をすればどういう「お得」があるのでしょう。
1.特産品が「お礼」としてもらえる
・選んだ土地の特産品や工芸品などがもらえます。
2.税金が控除される
・確定申告をする必要があります。
3.納めた税金の使い道を指定できる
4.複数の自治体から選べる
自分の生まれ故郷でなくてもかまいません。
お礼として送られて来る各地の
特産品をねらって「どこそこのカニ」・
「あのお肉」などと選んで寄附することも可能です。
各自治体のホームページで寄附を募っている
自治体・事業の情報を集めましょう。
ふるさと納税のランキングや特産品情報はふるさとチョイスはふるさと納税について
各自治体の情報やもらえる特産品・おすすめ情報など
一挙に検索できるサイトです。
お目当ての自治体を選んだら
その自治体のホームページで
申し込み方法を確認しましょう。
FAX・電話メール・申し込みフォームの送付など
自治体によっていろんな方法があります。
確定申告の方法・限度額・デメリットなど
控除を受けるためには自分が寄附をした地方公共団体が
発行した領収書を添付して確定申告を
しなければなりません。
確定申告書はパソコンとプリンターがあれば
国税庁のホームページからダウンロードができます。
税務署の窓口でももらうことができます。
用紙は全国同一です。
申告書類は
サラリーマンや年金生活の人用・
個人事業主用の
2種類があります。
自分のあてはまる用紙を用意します。
確定申告に必要なものは
源泉徴収票
寄附先が発行した受領証明書
還付金受取口座の通帳
印鑑です。
申告書を記入したら自分の住んでいる地域を
担当する税務署に持参・郵送するか
e-TAXというシステムで送信します。
ふるさと納税のデメリットとしては
次のようなことがあります。
確定申告の手間がかかること・
寄附した全額が
控除されることはないということです。
最低でも
2000円は
自己負担になります。
確定申告は
慣れていないと
間違いやすく
手続きが面倒だと
考える人もたくさんいます。
ふるさと納税関連のサイトでも
確定申告の方法を解説してくれています。
ぜひ利用しましょう。