お正月に飾った鏡餅、
子供の頃はいつ食べれるのかなぁ~と
ワクワクとしたものです。
鏡開きには母がおしるこを作って
鏡餅を割った物を食べたものですが、
鏡開きとはいつから始まった風習なのでしょうか?
今回は、鏡開きの由来についてお話をします。
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鏡開きの由来とは?子供には?
鏡開きの由来は、お正月に飾った鏡餅を割り、
食べて無病息災を祈ったものとされています。
そもそもは武家社会の風習であり、
鏡餅を刃物で切る事は
切腹と重なり縁起が悪いとされ、
鏡餅を木槌や金槌などで割ることから、
「鏡割り」とも言われています。
鏡餅と子供とは深く繋がりがあって、
一生食いはぐれなく丈夫な歯が生えるようにや、
長寿を願って「歯固め」という儀式に
鏡餅が使われたり、
古くの「お年玉」は実は鏡餅である事に由来します。
鏡餅はその年の歳神様の依り代。
つまりは神様が宿った神聖なお餅で、
「御歳魂=おとしだま」であるという説があり、
家長から子供達に食べさせていました。
その時代は子供達が幼くして
命を落とす事も多かった為でしょうね。
鏡開きにおしるこを食べる由来は?
鏡開きをしたお餅を食べる方法として、
おしるこで振る舞われる事が多いですよね。
剣道や武道などの新年の道場開きに
おしるこを振る舞っていた様ですが、
その名残が今に生きている様です。
現在では、おしるこに限らず、
雑煮や揚げ餅として楽しまれています。
特に決まりはないものですが、
小豆は人日の日に食べられる「小豆粥」
など古くより祭祀において用いられていたので
そうした意味と、稽古が終わった後の疲れを解く
糖分補給としておしるこにしたのかな?
なんて思ったりもします。
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鏡開きの由来、結婚式では??
結婚式の場では鏡餅ではなく、
樽酒の蓋を割る事を「鏡開き」といいますよね!
樽酒の上蓋を鏡と呼ばれていて、
木槌で割りますが、
結婚式など慶事事で「鏡割り」は縁起が悪いので、
「鏡開き」という言い方のみを使います。
司会者さんが間違えて言ってるときがありますが、
それを聞いて恥ずかしくないかな?と思う事があります。
古来より鏡は物事を映し出すということから、
権威や宝物の象徴とされてきて、
丸く平らな形状から「円満・豊」と意味します。
この儀式は徳川四代将軍徳川家綱が戦いに供え、
先祖の甲冑の前に鏡を飾り出陣の舞の
祝宴をしたことに由来するとされています。
結婚式での鏡開きの意味としては、
新たな門出に際し、健康や幸福を祈願し、
その成就を願うと意味を持ちます。
必勝祈願だったってことですね!
祭りや、選挙の時にも鏡割り(鏡開き)をしていたりしますよね。
また、蓋の部分が開く事を「末広がり」の意味をし、
縁起のよいものとされています。