スミレの特徴や色別の花言葉!白や紫色の由来はギリシャ神話から?

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スミレ

その可憐な姿が人気のスミレ。
女性が欲しい花でも上位にランキングされているそうです。
ヨーロッパでは、
女性を象徴する花として
バラやユリと並んで挙げられています。
バラが慈愛や美
ユリが威厳や純潔を、
そしてスミレは誠実、控えめを表します。
すべて兼ね備える女性が理想とされているそうですよ。

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スミレの特徴

スミレは、スミレ科スミレ属の植物の総称でもありますが、
ここでは品種としてのスミレについてご紹介していきます。
種名としてのスミレは多年草です。

日本はもちろん世界中で広く分布しています。
花は2月~4月に開花、
地方によっては5月中旬まで咲いている
春を代表する花
です。

1~2cmほどの小さな花をつけます。

スミレの花は、5枚の花弁の左右相称形で
花柄の下につり下がるように付いています。
後ろに「距」と呼ばれる花の後ろの
膨らんでいる空間を持つのが特徴です。

そして、11月頃まで
花弁のないつぼみのような花が咲き、
種を実らせます。

この一見花を咲かせずに種を実らせるスミレは、
閉鎖花と呼ばれ、自家受粉をするのです。

スミレは地下茎の有無で分けられる基本種のほか、
葉に赤い斑点がある品種など、
種類が多いのも特徴です。

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スミレの花言葉

スミレ全般の花言葉は
「謙虚」
「小さな愛」
「誠実」
「小さな幸せ」
です。

出典によっては「恋の真実」というのもあるようです。

西洋での花言葉(Language of flowers)でも
「modesty(謙虚)」
「faithfulness(誠実)」
日本の花言葉とあまり変わりありません。

菫の花言葉の由来

スミレの花言葉の由来は、
道ばたや野原などにひっそりと
花を咲かせるその花姿です。

素朴で控えめなその奥ゆかしさが花言葉に通じています。

また、葉に包まれたスミレの花束になると
「ひそかな恋」という花言葉で言われたりもします。

色によって違うスミレの花言葉

スミレの花言葉は紹介した通りですが、
花の色によってもそれぞれ花言葉があります。
紫は「貞節」「誠実」
西洋では「daydreaming(白昼夢)」
「You occupy my thoughts(あなたのことで頭がいっぱい)」です。

白は「誠実」「謙遜」「あどけない恋」「無邪気な恋」
英語では「candor(率直)」
「innocence(純潔)」というのもあります。

黄色は「牧歌的な喜び」「慎ましい喜び」」です。

西洋では、青いスミレの花言葉もあるのでご紹介しておきます。
それは「watchfulness(用心深さ)」
「love(愛情)」
です。

花言葉には神話に由来しているものも多くあります。
美しい川の神の娘・イオは、
オリンポスの最高神・ゼウスに見初められます。
しかし嫉妬深いゼウスの妻・ヘラに
イオが見つかないようにとゼウスは、
彼女を子牛に変えます。
子牛になったイオが食べられるものは雑草だけ。

可哀想に思ったゼウスは、
彼女のためにスミレの葉を作りました。
やがて、イオのことをヘラが知り、
イオを星にしてしまいました。
悲しんだゼウスはイオのことを忘れないために、
スミレにイオの瞳と同じ色の紫の花をつけました。

 

この神話が紫のスミレの花言葉
「誠実」に通じますね。

また、他にも
ある時ヴィーナスが、息子のキューピッドに、
スミレと自分のどちらの方が美しいか尋ねました。
キューピッドは、すみれの方だと答えました。
ヴィーナスはとても怒りすみれを叩いたので、
すみれの花は紫色になってしまいました。

この神話は白・紫に共通する「誠実」や
白の「率直」などの由来になっていると考えられています。

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