地震見舞いの手紙やメールでのマナー・例文は?見舞金の相場は?

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地震
何かと災害が多い昨今、
遠方の方へお見舞いを差し上げたい場面にも多く直面します。

いざ、被災した方へお手紙やお見舞い金を用意しようとすると、
悩んでしまうものです。

ここでは、地震見舞いの
お手紙の書き方やお見舞金の相場についてみていきます。

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地震見舞いの手紙やメールのマナー

被災した方を励ましの気持ちを伝えたい時、
お手紙やメールはきっと心強いことでしょう。

ですが、相手にきちんとお見舞いの気持ちを伝えるためにも、
書き方には十分な注意が必要です。

気を付けたいのは、押しつけがましい表現にならないようにすることです。

なぜなら、励ましの言葉ととともに手伝いや援助を申し出は相手にとって心強いことだと思いますが、
押しつけがましい表現は相手への負担にもなりかねないからです。

また、他の地域と被害状況を比較したり、「軽くてよかった」と捉えられかねない表現を避けましょう。

被災してすぐの時期や被災後1カ月以内の被災間もない時期に地震見舞いを出す際は、
手紙やメールの冒頭の時候の挨拶を書くのは、地震見舞いには相応しくありません。

普通のお手紙のように自分の近況を記述したりせず、お見舞いの言葉やねぎらいの言葉だけを書きます。

もちろんお見舞い以外の用件や追伸文なども一切書かないのがマナーです。

もし、自分自身も被災している場合や家族や知人の安否を伝える場合には、その情報もできるだけ伝えてあげましょう。

ただし、その際はそれぞれの安否や被害状況および健康状態といった、先方が勇気づけられる情報にします。

先方の親しい人たちの安否が把握できていない場合、万一を想定して忌み言葉を使わないことは必須です。
縁起の悪いとされる
「重ね重ね」や「重なる」、
「たびたび」
といった言葉は、
不幸が重なることを連想させるので用いないようにします。

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地震見舞いの例文

では、気を付けるべきマナーを踏まえた
地震見舞いの例文をご紹介しておきましょう。

ひとつめは、まだ先方の被害状況が確認できてない場合の書面です。

—————————
急呈 今朝、御地が大地震に見舞われたとのニュースを見て、大変驚いております。
 詳しい情報がわからぬまま、皆様のご無事を案じております。
不安な一夜を過ごされことと思いますが、○○様のお宅の被害は及びませんでしたでしょうか。
 私どもでお役に立てることがございませんか。
出来る限りのお手伝いの準備をしてお待ちしておりますので、どうかご遠慮なくお申し付け下さい。
皆様のご無事を、心よりお祈り申し上げます。
 取り急ぎ、書中にてお見舞い申し上げます。

不一

平成○年○月○日
—————————-
頭語の「急呈」は急用の手紙に使われます。
「急啓」や「急白」も同じように使えます。

結語の「不一」は気持ちを十分に書き尽くしていない、ということを表現する語です。

同様の意のものに
「不具」、「不悉」、
「不尽」、「不宣」
があります。

次に、被害状況が判明してから出す場合の例文を紹介します。

—————————————————
冠省 このたびの被害を、心よりお見舞い申し上げます。
 ご家族の皆様がお怪我もなくご無事とのこと、私どもも一安心いたしました。
突然の出来事にご不自由も多く、ご心労いかばかりかとご推察申し上げます。
 すぐにでも参上すべきところではございますが、幾分にも遠隔地で気持ちだけが逸ります。。
差し出がましいとは存じますが、せめて気持ちばかりのお見舞いを同封いたしました。何かのお役に立てば幸いです。
 他にご入用の品などございましたら、どうかご遠慮なくお申し越しください。
 一日も早いご復興と、皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。
 まずは取り急ぎ、書面にてお見舞い申し上げます。

草々
平成○年○月○日 
—————————————————

こちらでは、「急啓」というほど急いでいない状況を踏まえて頭語に「冠省」を用いています。
冠省は「前略」とほぼ同意です。
冠省に対応する結語には、例文の早々のほか、「匆々(そうそう)」、「不一」などがあります。

地震見舞いの見舞金の相場

地震見舞いの見舞金は、
先方の安否が確認できたらできるだけ早く贈ってあげましょう。

書留で送る場合、被災地によっては、
交通の便が悪くなっている可能性もあります。
早ければ早いほど良いでしょう。

悩むのがお見舞金の金額ですが、
その相場は当然贈る相手によって違います。

両親・兄弟や子ども・孫には30,000円~100,000円
親類には 10,000円~30,000円
友人・知人、会社関係には5,000円~20,000円
近所の人には3,000円~10,000万円

以上が地震見舞い金の相場です。
通常は、目上の方に現金を送るのは失礼とされていますが、
災害見舞いはこれに限りません

見舞金は白無地の封筒に入れ、表書きを「御見舞/お見舞/災害御見舞」とします。

また、地震見舞金をいただいた側の場合、お返しをすべきが悩まれるかもしれません。

基本的には、すぐに返事ができなくても、状況が落ち着いてきた頃に直筆のお礼状をお送りするだけで構いません。

もしくは、復興も進み心配がなくなってきたら、地元の特産品などを「御礼」の熨斗をつけて送ってあげましょう。

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