MENU

寒の入りの意味は?いつからいつまで?俳句の季語の使い方を紹介

当ページのリンクには広告が含まれています。

「寒の入り」っていつから?その意味や俳句での使い方をご紹介
雪・冬景色

これから寒い季節が来ると、「寒の入り」という言葉を
よく耳にするようになります。

では、いったいいつからいつまでの事を表すのでしょうか?

またその意味は?
よく耳にする割にはよく知らない「寒の入り」について、
また、俳句を作るときの使い方までご紹介します。

スポンサーリンク

目次

寒の入りの意味は?

「寒の入り」という言葉は、
昔の人が使っていた暦の言葉で、

二十四節気からきています。
これは、一年を24等分して季節を分けた呼び方です。
その22番目にあたるのを冬至といって、
昼間の時間が一年で一番短くなる日にあたります。

冬至とは?かぼちゃのいとこ煮やその他の行事食!柚子湯などの風習も!

これは、ニュースなどでもよく聞きますね。
かぼちゃを食べて柚子湯に入る日としても知られています。

暦の上ではこの日から冬が始まることになります。
その次の23番目の小寒が来ると本格的に冬が始まるので、
この日の事を「寒の入り」と呼ぶようになりました。

二十四節気の小寒とはいつ?どんな意味?寒の入りとは?

次の24番目の大寒は最も寒く厳しい季節となり、
そして冬の終わりを表す立春が来ると暦の上では春になり、
「寒の入り」に対して「寒明け」と呼びます。

大寒とは?時期、意味、食べ物は?高野豆腐、手作り味噌、寒たまごって?

寒の入りとは?いつからいつまで?

では次に「寒の入り」がいつからいつまでなのか、
その期間を見ていきましょう。
「寒の入り」「寒明け」は暦によって毎年変わります。

寒の入りは暦で言う、小寒の日にあたるので、
寒の入りは2016年では1月6日となります。
そして、寒明けは立春にあたる2月4日となります。

2月4日くらいですとまだまだ寒いことが多いので、
外を見てもとても春という雰囲気はありませんが
暦の上だけでも春を感じることで、
春を待ちわびる気持ちが膨れ上がって
少し気持ちも高揚しますね。

寒の入りの俳句の季語、使い方は?

冬の和室

俳句の世界では、このような暦の言葉を
季語として使うことで季節を表すことが多いです。
「寒の入り」や「立春」などの暦上の言葉を使うことで、
より表現の幅も広がります。
では次にその使い方を見ていきましょう。

寒の入りは小寒から立春までの1年の間で
最も寒い時期を表す言葉なので
「最も寒い時期だから~」とか「最も寒い時期なのに~」
といったニュアンスで使われることが多いようです。

「寒の入り」の他に、寒の入りから立春までを表す
「寒の内」や「寒」を使った言葉もよく使われます。

例えば、最も寒い時期の冷たい雨を表す「寒の雨」や
鶏が寒中に産んだ卵を表す「寒卵」や、
寒中に作られた品質の良い紅を表す「寒紅」
そして、寒中に酒を造ることを表す「寒造」もよく使われます。
日本酒は最も寒いこの時期に仕込みをされるので
その様子を詠った句も多いですね。

俳句は、その少ない言葉の中にいろんな情景や感情を盛り込む、
日本ならではの表現技法です。
暑ければ冷房、寒かったら暖房をつけて過ごすのが当たり前になった昨今では
このような季節の言葉を実感する機会は減ってしまいましたが、
偉大な歌人の句を通して、
昔の人の暮らしや季節の感じ方を勉強して
日本人ならではの感覚を持ち続けたいものですね。

スポンサーリンク




よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次