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節分の意味や由来、食べ物(福茶・福豆・蕎麦・恵方巻き)とは?

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節分
クリスマスやお正月などの行事に比べて華やかさはないものの、
ユーモラスな豆まき行事があったり恵方巻きを食べたりと楽しいことも
多い節分はなかなかいいものですね。

節分の豆まきといえば、「鬼は外、福は内」と言いながらするのが普通ですが、
中には鬼に出て行ってもらっては困るので「鬼は外」と
言わない豆まきをするところもあります。

それは「鬼を祀っている寺社」です。
確かに御本尊に出て行かれては困りますね。

悪者のイメージの強い鬼ですが、
子供の守り神として有名な鬼子母神であったりとか
悪者を退治してくれる鬼など理由があって恐ろしい
姿をしている場合もあるのです。

有名な浜田廣介の童話「泣いた赤鬼」・

あまんきみこ作の「おにたの帽子」など、

ぜひ読んでみてほしい優しい鬼達のお話もあります。

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目次

節分とは?由来や意味は?

もともと「節分」とは文字通り「季節を分けること」であり、
各季節の始まりを意味するものだったそうです。
そのために当然、各季節の始まりの日の前日である節分がそれぞれありました。

季節の始まりの日とは立春・立夏・立秋・立冬のことで、
今も暦形式のカレンダーなどには表示されているものがありますね。

冬から春になる立春を一年の境とするようになったのは
太陰太陽暦の影響でそのために立春を年の始めとしていたこともあるようです。
だから立春前の「節分」が一番大切にされるようになったのでしょう。

もともと季節の変り目には悪いことが家の中に入り込みやすいという考えがありました。
その中で最も重要だったのは「年の分かれ目」であったため、
旧暦で今で言う大晦日にあたる節分に
「鬼=災厄」を追い払うという行事になったそうです。

今は元旦を迎えたら新しい年の始まりですが、
年末の大掃除と同じように気持ちの上での大掃除をして
すっきりと新しい季節を迎えるという意味でいいものだと思います。

節分の食べ物

節分に食べる物といえば巻き寿司の
恵方巻き」が人気ですね。

もちろん主役の豆やイワシ、蕎麦がよく挙げられるメニューでしょう。

この他に各地方ではこんにゃくやけんちん汁、福茶があります。
どれも厄除けや縁起かつぎですが、体調を崩しやすい時期に
「これを食べて元気でいましょう。」という願いの込められた物だと思います。

中でも福茶は簡単に用意できます。
材料もおめでたい「松竹梅」から梅と「よろこんぶ」の昆布が入ります。
お正月に飲まれるものですが、節分にはさらにこれに縁起のいい数字
「3」を表わす豆(福豆)3つを足します。

1年間「まめまめしく」働けるようにという願いが込められているともいい、
節分に年の数だけ豆を食べるのが大変というときにはその代わりともなるそうです。

簡単なのでレシピをご紹介しましょう。
使う容器の大きさで量は調節してください。

福茶のレシピ

塩昆布か昆布の佃煮・・・・適量
梅干・・・・・ 1個
福豆(豆まきに使う豆です)・・・・ 3つ

これをすべてマグカップやお湯のみに入れて熱いお湯を注げばできあがりです。

節分に食べる豆、イワシ、蕎麦、恵方巻きの意味は?

節分に福豆はなぜ食べるのか

節分には豆まきにも使う「福豆」を年の数だけ食べる、
という風習がありますね。

普通は炒り豆だと思います。
地方によっては豆まきの後の掃除のしやすさから
殻つきの落花生だったりもするようです。

炒り豆を使う理由は「豆を炒る」ことが
「魔目を射る」ということで邪気を払った福豆だからです。
福を体に採り入れて一年の健康を願う、
という意味があるのだそうです。

数は年の数だけ、あるいはプラス1して数え年の数だけと諸説あります。
これはどちらでも構わないそうです。
1個多く食べるのは来年の分もという意味があるのだそうで、
地方によってどちらを採るか違っていたりします。

イワシを食べる意味は?はなぜ食べるのか

イワシは臭いがきついので、焼くとその匂いと激しい煙で
邪気を払うとされてきました。
鬼の嫌いな臭いであるからという説もありますね。

また、そのイワシを食べて体内に入れることで
体の中の魔よけもするという意味があるそうです。

山口県では大きいものを食べると縁起がよい、ということから
鯨料理を食べたりします。

蕎麦はなぜ食べるのか

江戸時代には大晦日ではなく節分を年越しという考え方がありました。
立春が新しい年の始まりである、と考えていたからだそうですが、
このときに年越し蕎麦を食べる、という意味で節分に蕎麦を食べるようになりました。

蕎麦を食べる意味は「蕎麦のように細く長く生きられるように」や
蕎麦は切れやすいので「1年の苦労を切り捨てする」という
理由が挙げられることもあります。

また、蕎麦は悪天候にさらされても日の光りを浴びると
すぐに元気になる植物であることから、その強さにあやかることができるように、
という説もあります。

関西では「運を呼ぶ うどん を食べて太く長く生きられるように」ということで
うどんを食べることもあるようです。

恵方巻きの意味は?

恵方巻きの意味は
「福を巻き込んだもの・巻き寿司」をひとり1本、
恵方をむいて福を逃がさないように無言で食べるのが恵方巻きです。

福を断ち切らないように、巻き寿司には包丁を入れず、
七福神にあやかって具は七種類入っています。

巻き寿司を1本丸ごと食べるので、「丸かぶり寿司」と呼ぶ地方もあるそうです。

大阪のお寿司屋さんや海苔問屋さんが宣伝のために始めた、というのが
一般的な理由ですが、大正時代には花街で節分に海苔巻きを恵方に向かって食べる、
という縁起担ぎが実際にあったそうです。

もとは関西で盛んでしたが、今は全国区のお楽しみになっています。

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